フランスのバイオ関連企業が団体来日 二都市でBtoBイベントに参加

在日フランス大使館 貿易投資庁

2018-09-18 00:00

来る10月9日より、フランスのバイオテクノロジー競争力拠点(産業クラスター)「リヨンバイオポール」が6社のメンバー企業とともに来日し、大阪の「欧州のライフサイエンス企業との商談会」および東京のBio Japan 2018にて日仏のビジネス交流を図ります。

フランスのバイオテクノロジー研究は、その71%が医薬品開発に向けられています。こうした医療向けバイオテクノロジー企業はフランス国内に約450社を数え、サノフィやピエールファーブルといった大手国際企業だけでなく、多くの中小企業、スタートアップ企業で構成されています。世界第5位の医薬品輸出国であるフランスは、今後もこの重要な部門において、ますます国際化が期待されています。

今回来日する企業は、日本でのビジネス拡大を目指し、以下のイベントにおいて、商談に臨みます。

欧州のライフサイエンス企業との商談会 in 大阪 2018
10月9日(火)午前9時から午後4時まで(予定)
場所:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター
(リンク »)

Bio Japan 2018
10月10日(水)~12日(金)
場所:パシフィコ横浜 A・B・C・Dホール 商談ルーム
(リンク »)  

この来日ミッションへは以下の企業・団体が参加する予定です。

●Lyonbiopôle(リヨンバイオポール) (リンク »)
リヨンバイオポールは、フランス中部のオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏にある健康・医療分野の競争力拠点*。4社の世界的企業(サノフィパスツール、ビオメリュー、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス、ベクトン・ディッキンソン)と17の研究所を含む約200のメンバーを擁し、メンバーの革新的技術・製品・サービスの開発をサポートしています。医学・獣医学・体外診断用医薬品・医療機器の4つを戦略的分野とし、1)革新的な研究開発の共同プロジェクトの創出促進、2)中小企業のパートナーシップ締結および個人投資家・専門家・研修へのアクセスのサポート、3)中小企業の国際化促進、4)GLP / GMPのための施設へのアクセスのサポートを行っています。

●Erytech(エリテック)Bio Japanのみ参加  (リンク »)
2004年創業のガンと希少疾病分野をターゲットとしたバイオ医薬企業。治療用分子の赤血球内へのカプセル化を基礎とする技術を保有しています。カプセル化には、アレルギー反応の可能性を減らし、治療剤を体内に長く留めるなど、遊離型化合物に比べて数多くの利点があります。同社の初めての製品は腫瘍を餓死させることで効果を発揮するものですが、現在は第III相試験を完了し、再発した難治性の急性リンパ性白血病患者への治療ソリューションをまもなく提供できる見込みです。「製薬施設」に位置付けられた生産設備を備えています。

●LX Repair(LXリペア) (リンク »)
LXリペアはDNA修復酵素の作用を特定するための多重かつ高度な機能テストを開発しています。臨床医がガン治療用の放射線療法や化学療法を最適化するのを助ける、独自のDNA修復バイオマーカーを用いたコンパニオン診断キットを設計します。また、医薬品開発、化粧品・エイジングサイエンス、環境・産業毒性学分野の大学および企業の研究者が、DNA修復バイオマーカーを特定できるよう、研究ツールを提供します。同社は、ヒトおよび非ヒトの前臨床モデル用にカスタマイズされたサービスを提供する研究開発センターを備えています。

●Microlight 3D(マイクロライト3D) (リンク »)
マイクロライト 3Dは二光子直接描画を基にした技術を用いた3Dプリンターの開発および販売を行っています。この技術は、描画スピードを高速に保ちつつ、正確さも要求されるポリマーのようなさまざまな生体適合性材料にきわめて適しています。同社のシステムはさらに高速の描画スピードに合わせて調整可能な解像度を提供しています。また、同社の3Dプリンターは、細胞培養のための足場製作のテストをクリアした、幅広い生体適合性材料や生分解可能素材とともに提供されます。

●Novadiscovery(ノヴァディスカヴァリー) (リンク »)
ノヴァディスカヴァリーはインシリコ臨床試験を専門とするリスク回避テクノロジープロバイダーです。同社は、バイオテクノロジー企業・製薬企業・大学等の研究センター・非営利団体を支援することを目的としています。クライアントが、患者の利益にかなった新しい治療法の研究開発をさらに改良できるよう、モデリングとシミュレーションのポテンシャルを引き出すお手伝いをします。

●Synapcell(シナプセル) (リンク »)
シナプセルは中枢神経系疾患に特化した創薬をターゲットとするCRO企業。分子の治療的可能性特定を支援します。2005年の創業以来、同社は統合的な電気生理学的マーカーと動物モデル、専門的ノウハウを基にした、市場革新的な創薬ソリューションの分野で発展を遂げてきました。同社のソリューションにより、医薬品のポテンシャルを開発段階の非常に早い時期に特定し、上市品との比較することが可能になります。

●Theranexus(テラネクサス) (リンク »)
テラネクサスは中枢神経系疾患治療の医薬品候補を開発するバイオ医薬企業です。同社独自の特許技術は、すでに承認を受け、上市された中枢神経系疾患用医薬品の有効性を高めることを目的としています。その技術はまた、さまざまな条件に合った、高付加価値な特許をもつ医薬品候補の創薬に活用されています。さらに、標準的な医薬品開発プロセスと比較して、市場に出るまでの時間を短縮し、市場投入コストとリスクを軽減することも可能となります。


*《競争力拠点》とは、フランスの革新性の強化を目的とし、国際的な競争力を持った技術革新と国際連携拠点の形成をめざした産業クラスターを指します。競争力拠点を中心に特定先端技術分野の企業、研究機関、教育機関を集積し、メンバー企業らがマーケットでの優位な位置を獲得できるよう、相乗効果の促進と革新的な共同プロジェクトの推進に取り組んでいます。
詳しくはこちらのサイト(英語)をご覧下さい。 (リンク »)

来日中の企業・団体への取材のご希望がございましたら、以下のコンタクトまでご連絡ください。
プレスコンタクト                    
フランス大使館貿易投資庁-ビジネスフランス
広報室
Email : Presse.JP@businessfrance.fr 
URL : (リンク »)

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