例えば畜産分野において、最も手間がかかっているのは頭数管理と言われています。これまでは人が高台などに登り目視で確認を行い、管理頭数と実際のカウントが1頭でも異なるとすべての牛の認証番号を確認するなどの必要がありました。牧場は広大であるためこれらの業務負担は大きくかつ何度も行うことが出来ないために細かな放牧管理が出来ずにいました。これに対しドローンでの上空からの確認は非常に有効でありながら、上空からの動物向けAI 学習データは存在せず、頭数カウント、個体識別までに至っておらず、夜間の管理は目視で行うことが出来ず課題となっていました。
映像認識AI にはNTT コムウェア社が提供する 「Deeptector®」を採用、ドローン分野はイームズロボティックス社と連携します。また、夜間の撮影には超高感度カメラ 「CANON ME20F-SH」を用いることにより、目視が出来ない星明りの暗闇でも可視光映像の撮影が可能となり(最低被写体照度0.0005lux 以下(ISO 感度400 万相当))昼間と変わらない映像解析が可能となります。空からの映像解析業務は多岐にわたり、セキュリティ上の人物検知、災害時の避難所での人数カウントや夜間の高速道路の危険物点検などが考えられ、幅広い分野での応用が期待できます。
■参考映像
世界で初めてのドローン空撮による天の川など、様々な場所の夜間映像をまとめた空撮映像
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