お花見シーズンに合わせた観光振興策「いまどこ人力車マップ」の実験を開始! IoT センサーによる温泉地での有毒ガス検知も 2019 年 6 月から実施予定

~ 仙北市とアステリアの協業による「桜に彩られたまちづくり計画」(“企業版ふるさと納税”対象事業)は 4 年目に ~

アステリア株式会社

2019-04-26 16:00

秋田県仙北市(市長:門脇光浩、以下、仙北市)とアステリア株式会社(旧社名:インフォテリア、本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、アステリアからの寄附を財源として実施されている「企業版ふるさと納税」(正式名称:地方創生応援税制)※1対象事業の「桜に彩られたまちづくり計画」 が4年目に入り、内容を拡大して実施することを発表します。2019年度は新たに、仙北市のお花見シーズンに合わせた観光振興策としてアステリアのモバイルアプリ制作プラットフォーム「Platio(プラティオ)」を使った「いまどこ人力車マップ」の実験を4月26日から5月5日の期間で実施する予定です。また、今年度はIoTセンサーによる温泉地での有毒ガス検知ソリューションの実証実験も6月から行う計画です。
■ 仙北市とアステリアの協業の実績と今後の展開
(リンク »)

 企業版ふるさと納税対象事業の「桜に彩られたまちづくり計画」 に基づく仙北市とアステリアの協業は2016年度からスタートし、以下のような実績を上げています。

<これまでの実績>

・寄附金を使った桜の保全活動
・外国語表記看板の設置
・インバウンド誘致のための海外PR(タイ、台湾など)
・モバイル向けコンテンツ管理システム「Handbook」を使った多言語観光情報の配信
・「ふるさと帰省テレワーク」=レジャーや帰省と合わせた働き方の社会実験として仙北市内の農家民宿に社員が宿泊しながら業務を遂行する(過去3回)

<2019年度の計画>

 2019年度もアステリアは「企業版ふるさと納税」を通じた仙北市への寄附を継続すると同時に協業の領域をさらに拡げる計画です。今年度の第一弾として人力車の利用状況(空車or実車)と運行地点についてリアルタイムで地図上に表示されるアプリ「いまどこ人力車マップ」(アステリア製品Platioを使用)を仙北市に提供することで、観光客に対するサービス向上に繋がる観光支援を行っていく方針です。アステリアは、企業版ふるさと納税を通じた仙北市との協業体制をより強固なものにしていきながら、地域コミュニティーとの交流、ICT等に関する知見の共有などを通じて新しい地方創生の在り方を提案していきます。

(リンク »)

【使用するソフトウェア(アステリアが提供)】
 モバイルアプリ制作プラットフォーム
 「Platio(プラティオ)」
【主な機材】
 タブレット5台
 (人力車に搭載:4台、本部用:1台)
【実施期間】
 2019年4月26日~5月5日(予定)
【主な機能】
 人力車に搭載したタブレットのGPS情報を地図上に表示する。また、人力車それぞれの運行状況(空車or実車)についても本部用のタブレット画面上で確認することができる。

■ 「桜に彩られたまちづくり計画」(“企業版ふるさと納税”対象事業)の概要

(1)財源とアステリアの寄付額
【(単位:円)】 2016年度/実績 2017年度/実績 2018年度/実績
【アステリアからの寄附】 1,000,000 1,000,000 1,000,000
【他法人(2社)からの寄附計】 - 600,000 ー
【仙北市一般財源からの拠出】 467,280 799,880 929,397
【事業費合計】 1,467,280 2,399,880 1,929,397

(2)具体的な活動内容
(年度) 【担当部署】 内容
2016年度(実績)
【文化財課】 ・桜の樹木に対する天然記念物外国語表示看板製作、設置・桧木内川堤右岸側桜整枝作業
【農山村体験デザイン室】 ・「タイ国際博」出展によるインバウンド誘致プロモーション
2017年度(実績)
【建設課】 ・「古城山公園」への桜植樹
【国際交流推進室】 ・「タイ国際博」出展によるインバウンド誘致プロモーション
2018年度(実績)
【建設課】 ・「古城山公園」への桜植樹
【国際交流推進室】 ・「台湾国際博」出展によるインバウンド誘致プロモーション

(3)仙北市でのアステリアの製品/ICT活用事例と地域コミュニティーとの協業プログラム
(年度) 【テーマ】 時期 内容
2016年度(実績)
【ICT活用】 4月 ・ドローンによる観光コンテンツの撮影
4~5月 ・花見シーズンに市内の観光拠点で多言語観光コンテンツの配信
10~12月 ・インバウンド誘致に向けた東京都内での仙北市プロモーション
2017年度(実績)
【ICT活用】 10~12月 ・仙北市内の農家民宿にタブレット設置し多言語観光コンテンツ配信
【テレワーク】 9~11月 ・仙北市内の農家民宿で「ふるさとテレワーク」を実施(3回)
【地域連携】 11月 ・地元の話題を全国に伝える広報テクニックに関する勉強会 開催
2018年度(実績)
【農業IoT】 4月20日 ・農業従事者に対する農業におけるIoT活用に関する勉強会 開催
【ICT活用】 4月 ・観光シーズンにインバウンド向けの多言語観光コンテンツ配信デモ
【地域連携】 通年 ・地元の話題を発信するSNS活用に関する勉強会の開催

■ 今後の展開
 アステリアでは自然環境における“エコシステム”の保全に貢献するために2015年度から「Asteria Green Activity※2」を展開していますが、協業する自治体との関係が深まるなかで最近ではICTの導入に関するノウハウを提供することにも注力しています。また、仙北市とは「企業版ふるさと納税」において連携していますが、この制度はまだ社会に認知されていないのが実情です。他企業からの寄附の獲得に向けて広報・PR活動においても仙北市とアステリアは協業し様々な情報発信を行っていく方針です。こうした取り組みを通じて、企業と地方自治体の新たな競業による地方創生を社会に対して提案していきたいと考えています。

・仙北市長:門脇氏のコメント
この事業は4年目に入りますが、アステリアの多方面からの支援を大変ありがたく思っています。古城山に植樹した桜も、海外国際博でのプロモーションも、未来に満開の花を咲かせる重要な事業です。今後も、IoT、ICT等の技術を積極的に活用し、アステリアと協業による魅力あるサービスで市民にも観光客にも愛されるまちづくりを推進したいです。

・アステリア社長:平野氏のコメント
仙北市は、非常に美しい地域で歴史的な観光資源も豊富です。その価値を伝える上でICTを活用した情報発信で貢献したいと考えています。また、IoTなどの新しい技術に関する知見も共有することで農業や観光業における新しいサービス提供に繋げることなどを推進し、仙北市との協業によるシナジーを追求していきます。

■ 「秋田県仙北市」について(Webサイト www.city.semboku.akita.jp/index.php )
 仙北市は、秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している地域です。ほぼ中央に水深が日本一である田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けています。地域の約8割(892.05平方キロメートル)が森林地帯で、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源となっています。気候は、冬季には全地域で平均気温が氷点下を下回る厳しい寒さですが、地域の南北間では気候、降水量とも差があります。総面積は、1,093.56平方キロメートルで、秋田県全体の9.4パーセントを占めています。

■ 「Handbook」について(Webサイト handbook.jp/ )
 「Handbook」は、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆる電子ファイルをクラウドに保存し、モバイル(タブレット、スマートフォン)端末で持ち運べ、指先めくりで表示ができるソフトウェアです。一般的なクラウド・ストレージ・サービスやタブレット端末向けの閲覧アプリケーションと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端末紛失時の情報漏えいを防ぐ機能、ネットワーク接続できない場所でもファイルを予めダウンロードしておく機能など、モバイル端末をビジネス活用する上で必要な機能が搭載されているのが特長です。対立しやすい情報セキュリティの確保と操作性の高さを丁寧なインターフェース設計で両立している点が高く評価され、「2015年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。なお、アステリアは2016年3月にHandbookの導入件数が1,000件を突破したことを記念し仙北市との協業を開始しています。

■ 「Platio」について(Webサイト plat.io )
 Platio(プラティオ)は、現場を統括するリーダーのためのモバイルデータ活用サービスです。業務に合わせたモバイルアプリを簡単に作成し、現場状況の情報収集とデータの可視化を実現。そこから得られる「気づき」がリーダーの現場改革を推進します。現場の情報を収集するモバイルアプリはリーダーが業務に合わせて作成。利用者のデバイスにセキュアに配信されたアプリで簡単に情報を入力できます。集まったデータはクラウドに自動保存。リアルタイムに閲覧するだけでなく、通常とは異なるデータや状態をPlatioが検知し、お知らせ。これまで見逃されていた小さな変化や予兆に気づき、現場の改革を推進します。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

■ 「アステリア株式会社」について(Webサイト www.asteria.com/ )
 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に7,575社(2018年12月末現在)の企業に導入されています。また、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,483件(2018年12月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

用語解説

※1:地方創生の取り組みをさらに加速化させていくことを目的に地方公共団体が行う地方創生事業に対する法人の寄附を促す制度が2016年度に新設された。このスキームを使えば寄附した金額の約6割が税金控除等により法人に還付される。

※2:現在の地球上には、地球温暖化、大気・水質汚染、自然破壊、森林の荒廃など、自然環境におけるエコシステムの崩壊により地球環境の継続性が危ぶまれています。昨年度に策定しました「Asteria Green Activity」では、こうした問題に対処する活動を社会動向も踏まえた中で選択し、中長期的な視点で展開していくものです。アステリアは、ビジネスの現場でのパートナーシップとなる「エコシステム」を作り上げることだけではなく、自然環境における「共存協栄」を実現する「エコシステム」の整備にも注力し、持続可能な社会の構築に貢献していきたいと考えています。この活動を通じて「地球環境・自然」と「人間社会・産業」との間の「エコシステム」の構築に向けた様々な施策を中長期的な視点で展開し、当社のICTに関わる知見・ノウハウも共有しながらサステナブルな社会の実現を目指してまいります。

【仙北市では「企業版ふるさと納税」のお申込みを受け付けています!】
「企業版ふるさと納税」に認定されている仙北市の「桜に彩られたまちづくり計画」は制度自体の認知不足などから各年度ともに企業からの寄附額が事業費に達していない状況です。他の企業からの追加協賛も以下の窓口で募集しています。

〈問い合わせ窓口〉
仙北市 総務部 地方創生・総合戦略室:藤村(企業版ふるさと納税担当)
電話:0187-43-3315 内1028 / E-mail:sousei@city.semboku.akita.jp
所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内字宮ノ後30

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