バイエル薬品株式会社
オムロン ヘルスケア株式会社
バイエル薬品とオムロン ヘルスケア、社会貢献活動で協力
女性の健康教育推進プロジェクト「かがやきスクール」、
5年間の活動報告と2019年度の活動計画について
• 開始から約5年で、全国の高校生約3万6千人が受講
• アンケート結果より、約6割の生徒が月経のため、
勉強や作業の能率が下がることがあると回答
• 全国の高等学校の取り組みを支援するため、
教職員対象セミナーの開催や特設ウェブサイトにて各種教育資材を提供
バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:ハイケ・プリンツ、以下バイエル薬品)とオムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲、以下オムロン ヘルスケア)は、社会貢献活動の一環として共同で実施している、全国の高等学校を対象とした女性の健康教育に関する講師派遣授業「かがやきスクール」において、2014年の試行開始から約5年間の活動報告(2014年12月から2019年3月)と2019年度の活動についてお知らせします。
5年間の継続した取り組みにより、全国の高校生約3万6千人が受講
「かがやきスクール」は、専門の医師を高等学校に派遣して、無料で女性の健康教育に関する授業を実施するもので、バイエル薬品が女性の健康と活躍を支援する環境づくりに寄与することを目的として2014年より開始したプログラムです。共催企業として2018年度からオムロン ヘルスケアが参加しています*。
授業には男子生徒の参加も推奨しており、全国高等学校長協会、全国商業高等学校長協会、全国高等学校長協会家庭部会、全国養護教諭連絡協議会の後援のもと、5年間の継続した取り組みにより授業実施高校が137校、受講者数は35,316人(女子22,396人、男子12,920人)となりました** 。
また全国の高等学校独自の健康教育への取り組みを支援するため、2016年より教職員を対象とした「かがやきスクール」セミナーを計6回開催しています。昨年度は兵庫県と千葉県の2か所で開催。32校から計40名の参加がありました。婦人科医からの講演に続くディスカッションでは、各校における健康教育の実現性について、「授業時間の確保が難しい」「すべての教職員から十分な理解が得られない」といった声があがり、教育現場での課題と解決策に議論がなされました。
本年度は高校生を対象とした「かがやきスクール」の授業は、全国約30校、教職員対象セミナーは2回の開催を予定しています。
* 2017年~2018年 共催企業としてMSD株式会社が参加
** 学校からの申込人数を基に集計
約6割以上の女子生徒が月経のため、勉強や作業の能率が下がることがあると回答
2015年~2019年に「かがやきスクール」を実施した高等学校でのアンケート調査によると、女子生徒の62%が、「月経のため、勉強や作業の能率が下がることがある」と回答しました。また授業前後に「子宮内膜症は不妊症の原因になる可能性があることを知っているか/理解できたか」と尋ねたところ、授業前には「よく知っている」「知っている」と回答した生徒は20%でしたが、授業後は92%が「よく理解できた」「理解できた」と回答し、さらに授業を受けたことにより、79%の男女生徒は「自分自身(もしくはパートナー)の体をもっと大切にしようと思う」と回答。授業により多くの生徒が健康管理の大切さを強く意識するようになったことが伺えました。(「女性の健康に関するアンケート調査概要」 参照 )
全国の高等学校の取り組みを支援:「かがやきスクール」ウェブサイトに教育資材を拡充
ウェブサイトでは、「かがやきスクール」の概要や授業プログラムの紹介などとともに、全国の高等学校の独自の取り組みを支援するため、「先生のための授業サポート」ページにて、アンケートに回答いただいた方に無償で各種教育資材を提供しています。「かがやきスクール」基本スライド集、女性の健康をテーマとした小冊子のほか、産婦人科医による「かがやきスクール」の講演動画(chapter1-7)などもダウンロードすることができます。
「かがやきスクール」特設ウェブサイト
( (リンク ») )
※参考画像【「かがやきスクール」特設ウェブサイトQRコード】参照
女性の活躍がますます期待されている日本社会において、女性自身が望む人生設計やキャリアプランを実現するためには、女性特有の健康問題やライフステージの変化について正しく理解することが大切です。また、これらの知見を若いうちから得ることで、女性特有の健康問題を早期に発見することができ、適切な対処に繋がります。バイエル薬品とオムロン ヘルスケアは、「かがやきスクール」をはじめとするさまざまな取り組みを通して、女性の健康づくりと活躍の環境づくりを支援してまいります。
【女性の健康に関するアンケート調査 概要】
対象施設: 全国の高等学校134校
対象: 上記に在学中であり、本調査の参加に同意した女子高校生 19,009名 男子高校生 12,050名
方法: 各高等学校にてアンケート用紙を配布・回収し、事務局にて集計
時期: 2015年4月~2019年3月
主なアンケート結果:
Q.あなたは「月経のため、勉強や作業の能率が下がること」はありますか。
対象:高校生女子
回答数:19,009名
※参考画像【Q.あなたは「月経のため、勉強や作業の能率が下がること」はありますか】参照
Q.(授業前)「子宮内膜症は不妊症の原因になる可能性があること」を知っていますか。
対象:高校生男女
回答数:31,059名
※参考画像【Q.「子宮内膜症は不妊症の原因になる可能性があること」を知っていますか】参照
Q.(授業後)「子宮内膜症は不妊症の原因になる可能性があること」を理解できましたか。
対象:高校生男女
回答数:29,763名
※参考画像【Q.「子宮内膜症は不妊症の原因になる可能性があること」を理解できましたか】参照
Q.(授業後)あなた自身(もしくはパートナー)のカラダを大切にし、健康管理を心がけようと思いましたか。
対象:高校生男女
回答数:29,763名
※参考画像【Q.(授業後)あなた自身(もしくはパートナー)のカラダを大切にし、健康管理を心がけようと思いましたか】参照
授業風景
※参考画像【授業風景①②】参照
バイエル薬品株式会社について
バイエル薬品株式会社は本社を大阪に置き、医療用医薬品、コンシューマーヘルス、動物用薬品の各事業からなるヘルスケア企業です。医療用医薬品部門では、循環器領域、腫瘍・血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域、画像診断領域に注力しています。コンシューマーヘルス部門では解熱鎮痛薬「バイエルアスピリン」をはじめ、アレルギー性疾患治療剤や皮膚科領域に注力しています。動物用薬品事業部は、動物用医薬品の提供を中心にコンパニオンアニマルおよび畜産動物のヘルスケアに貢献しています。同社は、技術革新と革新的な製品によって、日本の患者さんの「満たされない願い」に応える先進医薬品企業を目指しています。詳細はwww.byl.bayer.co.jp/ (リンク ») をご参照ください。
オムロン ヘルスケアについて
「地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献」をミッションに、家庭用の血圧計、体温計、活動量計などのほか、医療機関用の血圧脈波検査装置など、家庭での健康管理から医療現場まで予防・疾病管理に貢献する健康医療機器やサービスをグローバルに提供しています。
オムロン ヘルスケア株式会社: (リンク »)
※本資料は、国内の報道関係者の方々を対象に、バイエル薬品とオムロン ヘルスケアの企業活動に関する情報を提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
【女性の健康教育に関する講師派遣授業 「かがやきスクール」の概要】
対象地域: 全国
対象: 高校生(女子のみ、または男女合同で授業)
実施期間: 2019年6月~2020年3月
※企業の社会貢献事業として、専門の医師を無料で派遣するものです。備品の借用以外、学校側に経費を負担いただくことはございません。
講師: 本企画に賛同いただいた産婦人科医
授業時間: 1~2コマ、50~100分(学校による)
授業内容:
• 女性の体とホルモン
• 月経トラブルと対処法
• 子宮内膜症など子宮の病気
• 正しい避妊と性感染症
• 妊娠適齢期
• 女性のがん
• 女性の健康とライフイベント(出産・育児とキャリア、ワークライフ・ヘルスバランス)
• 上手な産婦人科のかかり方
• その他
後援: 全国高等学校長協会、全国商業高等学校長協会、全国養護教諭連絡協議会、全国高等学校長協会家庭部会
共催: バイエル薬品株式会社、オムロン ヘルスケア株式会社
※2019年度の募集は終了しました。2020年度の募集開始は2020年1月頃を予定しています。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。