オーティコン補聴器、みみともサマーキャンプを初開催

~言語聴覚士を目指す学生に向け、聴覚分野の魅力の発信と最新研究を伝えるセミナーを開催~

デマント・ジャパン株式会社

2019-05-20 11:00

超高齢化社会に進んでいる日本、補聴器装用や聴覚ケアの重要性が高まる中、日本の補聴器装用満足度は海外と比較して驚くほど低いことが現状です。聴覚ケア業界において言語聴覚士の活躍が期待されているにもかかわらず、実際は10%程度しか就労していないことが現状です。この現状改善に少しでも貢献できるよう、オーティコンでは「オーティコン補聴器 みみともサマーキャンプ」を来る8 月8 日(木曜日)より10 日(土曜日)まで開催します。参加者の皆様に、さまざまなアクティビティを通じて聴覚ケア分野の重要性と魅力、言語聴覚士の聴覚ケア業界内でのキャリアパスを含めた可能性をお伝えします。応募方法は告知サイト(https://www.oticon.co.jp/sumcamp) から申込書をダウンロードし運営事務局へFAX又は郵送ください。
110 余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下聡、以下オーティコン)は言語聴覚士を目指す学生を対象に、初開催となる、「オーティコン補聴器 みみともサマーキャンプ」を来る8 月8 日(木曜日)より10 日(土曜日)まで開催することをお知らせします。

日本では2010 年に超高齢社会へと突入し今後更に高齢者率は加速すると予測されています。そのような中、加齢による聞こえの変化や、難聴に悩む方も増え続けています。更に昨今スマートフォンなどIT 機器の普及による、若年層の難聴も水面下で増加しています。先天性の障がいだけでなく、高齢化に伴う「難聴社会」の到来、「難聴と脳」、更には認知機能の低下と難聴との関係にも注目が集まっています。

聴覚ケアの重要性が増し、補聴器装用が必要な人が増える一方で、日本での補聴器ユーザーの満足度は数年前から依然変わらず低いことが問題となっています。海外の補聴器満足度が80%近くに達しているにも関わらず、日本では38%(2018 年)と極めて低い数字です。その一つの理由としては、海外のオージオロジスト(ドクター、聴覚スペシャリスト)に該当する資格が日本では存在せず、聴覚ケアに対する正しい情報や適切なケアがされていない可能性が挙げられます。また、海外のオージオロジストに該当する資格として言語聴覚士がありますが、聴覚分野に進む言語聴覚士が非常に少ないことも問題視されています。補聴器を含めた聴覚ケア関連業界内では、言語聴覚士の需要は高いにもかかわらず、言語聴覚士を目指す学生の多くにとって、聴覚分野では資格を活かせる機会や活躍の場が少ないと映っているようです。実際、聴覚分野での言語聴覚士の就労は10%程度ですが、業界内では今後ますます言語聴覚士の活躍が必要とされ、期待されています。

この現状改善に少しでも貢献できるよう、オーティコンでは「オーティコン補聴器 みみともサマーキャンプ」を開催します。言語聴覚士を目指す学生の皆様に、さまざまなアクティビティを通じて聴覚ケア分野の重要性と魅力、言語聴覚士の聴覚ケア業界内でのキャリアパスを含めた可能性をお伝えします。サマーキャンプ最終日には 日本のオーティコン補聴器本社(神奈川県、川崎市)を訪れ、補聴器の製造工程の見学などを予定しています。更にオーティコンがゴールドスポンサーとして活動をサポートしている、一般社団法人日本ろう者サッカー協会 デフサッカー男子日本代表監督である、植松 隼人氏及びデフサッカーフットサル日本代表選も特別ゲストとしてご参加いただく予定です。

オーティコンのプレジデント、木下 聡は次のように述べています。「オーティコンはデンマークで110 年以上の歴史をもつ補聴器メーカーで、聴覚ケアの総合プロバイダーであるデマントグループの傘下に属しています。弊社は聴覚ケア業界
では唯一独立した基礎応用研究所である、エリクスホルム研究センターをデンマークに所有し、日聞こえそのものに関する最新の研究を行っています。本サマーキャンプでは聴覚ケアに関わる最新の知見やデバイスも体験いただくことで、言語聴覚士を目指す学生の皆様に聴覚の面白さを発見し、聴覚ケアや補聴器業界への理解を深めていただければと思います。このセミナーが参加者の皆さんにとって聞こえを通じた社会貢献とキャリアパスを考えるきっかけになり、将来的に聴覚ケア及び補聴器業界をけん引する方となっていただくことを期待しています」


みみともサマーキャンプ実施概要
セミナー名:「オーティコン補聴器 みみともサマーキャンプ」
開催期間:2019 年 8 月 8 日(木曜日)~2019年 8月10日(土曜日)
募集人数:最大20 名程度
実施場所:コロニー箱根((神奈川県、箱根市)
オーティコン補聴器 本社(神奈川県、川崎市)
内容: 補聴器及び聴覚ケアへ業界への関心喚起及び、就職先の選択肢としてキャリアパス例の紹介。
国内外の講師から聴覚ケアに関わる最新の知見の紹介とそれをベースにしたワークショップや実習。
VR 技術を活用した難聴の疑似体験や最新の補聴器機の体験。
オーティコン補聴器川崎本社ラボにて最新補聴器の製造工程現場見学。
難聴児童向け音楽ワークショップの見学 他
応募条件:言語聴覚士を目指す養成課程で学ぶ学生 並びに聴覚に興味のある学生
応募方法:告知サイトから申込書をダウンロードし運営事務局へFAX又は郵送

◆オーティコンホームページ (リンク »)
◆サマーキャンプ告知サイト (リンク »)
◆本プレスリリース掲載サイト (リンク »)

■オーティコンについて
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、ハンス・デマントにより1904 年にデンマークに創設されました。オーティコンは世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、デマントグループの傘下にあります。その日本法人としてオーティコン補聴器は1973年より日本市場における製品の製造・販売を行っています( (リンク ») )。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者とともに開拓してきました。1977年には先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所を設立、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユーザーと共に将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
※文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。

■「みみとも」ついて
2011年以降、補聴器をより身近に感じていただくために、補聴器という言葉の代名詞として「みみとも」(=耳のともだち、生活をより楽しくするツール)を提唱し、今までの「補聴器」という名前から見えてこなかった価値を消費者に伝えています。従来の「補聴器」のイメージを払しょくし、もっと身近に感じていただくために、そして何より、「補聴器」は聞こえにお困りの方々が楽しい毎日を送るための良きパートナーであることを伝えるために、オーティコンは「みみとも」を提唱しています。

【本件に関する報道関係者のお問い合わせ先】
オーティコン補聴器 ソリューション・マーケティング部 (担当:木下、山地) TEL044-543-0615 FAX 044-543-0616 E-mail:info@oticon.co.jp
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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