【京都産業大学】アフリカツメガエル未受精卵の死のメカニズムを解明 -- BioMed Research International誌に掲載

京都産業大学

From: Digital PR Platform

2019-07-17 14:05




京都産業大学生命科学部の佐藤 賢一教授とトクマコフ アレクサンデル研究助教らの研究グループは、アフリカツメガエル未受精卵がより短時間で起こす細胞死に伴う細胞タンパク質および生命活動に必要なエネルギーであるATPの動態を明らかにした。




 アフリカツメガエル未受精卵は受精により発生を開始するが、受精できなかった未受精卵は1~2日がかりでアポトーシス(プログラム細胞死)を実行してしまう。今回の研究はアフリカツメガエル未受精卵がより短時間で起こす細胞死(オーヴァーアクチベーション)に焦点をあて、その試験管内再構成実験系の構築および生化学的性状解析を行った。

 研究の結果、過酸化水素が濃度依存的に、アフリカツメガエル未受精卵に対してオーヴァーアクチベーション様の表層構造の変化および膨化をもたらすことを見出した。また、過酸化水素処理を受けた未受精卵内において、酸化ストレスマーカのリポフシンの増加、可溶性タンパク質量およびATP の減少が見られることも判明した。

 本研究成果は、オーヴァーアクチベーションによるアフリカツメガエル未受精卵の死のメカニズムを明らかにすること、さらにはアフリカツメガエルやヒトなどの脊椎動物の卵細胞がもつ生物学的機能のよりよい理解に貢献することが期待される。

 この研究成果は2019年7月2日、BioMed Research International誌に掲載された。


むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学
 
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