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調査

「デジタル健忘症」の傾向は日本でも--カスペルスキー

NO BUDGET

2016-12-03 07:00

 カスペルスキーは11月17日、日本における「デジタル健忘症」についての調査結果を発表した。デジタル健忘症とは、スマートフォンなどデジタルデバイスに情報を保存したことで安心してしまい、その情報を忘れてしまう現象のことで、Kaspersky Labが命名した。今回の調査はKaspersky Labが2015年に海外で実施した調査に続き、2016年9月1日から2日にかけて日本で行われたもので、日本国内の18歳~69歳のインターネット利用者623人を対象にインターネット調査として実施された。その結果、日本においても自分の記憶をネットやデバイスに依存する傾向があり、特に30歳未満でその傾向が強いことが明らかになったという。

 今回の主な調査結果は以下の通り。

  • 7割以上の人が「デジタルデバイスへの依存により、昔に比べ記憶しなくなった」
  •  記憶に関する感覚について、あてはまるかどうかを聞いた質問では、「今の時代は覚えなければいけない情報(電話番号やメールアドレス)が大量にあるので、すべて覚えきれない」に「あてはまる」と答えた人は82.9%に上った。また、「漢字や言葉を思い出せずに、ネットで調べることがある」は78.7%、「PCやスマホなどのデジタルデバイスに頼ることで、昔に比べ記憶しなくなった」は73.1%と、インターネットやデバイスに依存する傾向が日本でも明らかになった。


    以下の意見や感覚について、どのくらいあてはまると思いますか。最も近いものを一つだけお選びください(n=520、セキュリティ製品利用者を対象)
  • 30歳未満の41.3%が、覚えておくべきことすべてをデバイスに保存
  • 「覚えておくべきことはすべてデバイスに保存してある」に「あてはまる」という回答は30歳未満で41.3.%と、全体平均の32%より10%近く高い結果になった。特に18~29歳男性では、「インターネットは、自分の脳の延長のような感覚」という回答が48.1%と半数近くを占める。

     なお、2015年にKaspersky Labが海外で実施したデジタル健忘症に関する調査では、16歳~24歳のインターネット利用者のうち53%が「覚えておくべきことをすべてデバイスに保存してある」と回答しており、若年層ほどデバイスに依存する傾向が強いのは海外においても同様。


    以下の意見や感覚について、どのくらいあてはまると思いますか。最も近いものを一つだけお選びください(n=520、セキュリティ製品利用者を対象)
  • 72%が子どものころの電話番号を全部思い出せると回答
  •  「子どものころの電話番号を全部思い出せる」と回答した人は72%だった。過去の記憶は覚えているにもかかわらず、現在では記憶をネットやデバイスに依存している傾向が浮き彫りになっている。2015年実施の海外での調査でも、約半数(47%)の人がすぐに10歳~15歳のころの電話番号を思い出すことができるとしており、同様の傾向がみられる。


    自分が子どもの頃の自宅の電話番号(固定電話)を覚えていますか(n=593、固定電話保持者を対象)
  • 半数近くがデバイスにしかデータを保存していないと回答
  •  デジタルデバイス本体にしかデータを保存しておらず、バックアップを取っていない人は、スマートフォンでは42.5%、PCでは48%、タブレット端末では50.3%に上り、自分の記憶をデバイスに依存しているにもかかわらず、大切なデータを保護していないことが分かった。


    普段使っているデバイスのデータを、他の場所にバックアップしていますか(n=623、複数回答)

     こうした結果に対しカスペルスキーでは、デバイスおよびデバイスに保存されているデータをユーザー自身が守るべく、以下のような手段を推奨している。

  • PCやスマートフォンなどのデバイスに保存しているデータは必ずバックアップする
  • デバイスを堅牢なセキュリティ製品で保護する
  • インターネットやデジタルデバイスへの依存傾向を把握する
  •  ※デジタル健忘症チェックサイト(https://blog.kaspersky.co.jp/digital-amnesia/

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