『ひと晩寝かせたカレーは細菌の塊(カタマリ)らしいですよ』という発言を、職場で聞いたものでして。
家庭用カレールーが登場してから約70年。我ら “多くの日本人” は、ひと晩(時としてふた晩)寝かせたカレーを、美味しく食し続けた歴史があると思うのですが、それを覆す破壊力ある発言。突然の”悪者扱い”。カレーに裏切られたような気分にすら感じる。
内容は、まぁ、消毒剤のCMとかでありがちな “実は細菌がたくさん!” パターン。珍しい話ではない。
内容としては “ひと晩寝かせたカレー” の中の細菌数は、作った直後の「80個(/g)」から、ひと晩たつと「300万個(/g)」に増えるという話。
確かに80から300万という増加数はパンチが効いてます。300万といったら、だいたい茨城県の人口。80人(中小企業の社員数レベル)がひと晩で、茨城県の全人口300万人になっていたら、そりゃビビりますよね。
ただ、筆者は個人的にですが、『だから何?』とも思ったりもします。これまで多くの日本人は、ごくごく普通に調理したカレーをひと晩寝かせて美味しく食べていたと思います。筆者も数えきれないほど経験してます。
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