MSSが提供するDynamic MSIESERは、情報ネットワークにおけるさまざまな通信データを記録するネットワークフォレンジックシステムです。接続サイト名やURLに加え、外部へ送信したメールや添付ファイルなどをすべて記録するため、情報漏えいなどのセキュリティインシデントが発生した際に、過去の通信データを元に、その原因を調査できます。
ネットワークフォレンジックシステムでは、ユーザーが暗号化サイトへアクセスした場合にはソースIPアドレスおよび宛先IPアドレス/ポート番号のみの記録となり、機能をフルに活用することができません。MSSはこれまで、SSL可視化製品と連携することでこれに対応していましたが、近年のクラウドサービスの普及による暗号化通信の増加に伴い、負荷の高い暗号処理を高速化できる性能を有し、費用対効果に優れた暗号化通信可視化ソリューションとの連携を必要としていました。
このような背景を受け、A10とMSSは、A10 Thunder CFWのSSLインサイト機能とネットワークフォレンジックシステムDynamic MSIESERの連携について技術検証を進めていました。A10のSSLインサイト機能は、国内市場シェア1位(※1)の実績を持ち、独自OS ACOS® による高いSSL/TLSスループット性能とPerfect Forward Secrecy (PFS) を含む広範囲なSSL/TLSへの対応を特徴としています。
※1:株式会社ミック経済研究所 調査レポート「ゲートウェイ型脅威対策編 2019年版 サイバーセキュリティソリューション市場の現状と将来展望」より
本連携により、A10 Thunder CFWのSSLインサイト機能が暗号化された通信を復号し、ミラーポートを介して通信をDynamic MSIESERに転送することで、暗号化通信を含めたすべての通信データを調査できます。A10 Thunder CFWの高いSSL/TLSスループット性能により、効率的かつ網羅的な情報セキュリティインシデントの解明が可能になります。
・A10 Thunder CFWのSSLインサイト機能とDynamic MSIESERの連携:イメージ図
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A10 Thunder CFWとDynamic MSIESERの連携ソリューションの導入に関しては、A10の販売代理店にお問い合わせください。
●A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)は、オンプレミスからマルチクラウド、エッジクラウドまで、さまざまな大規模環境向けのセキュアアプリケーションサービスを提供しています。A10 Networksのミッションは、サービス事業や企業が、マルチクラウドへの移行や5G対応のために、安全で可用性が確保され、効率的な、ビジネスに不可欠なアプリケーションを提供できるようにすることです。A10 Networksは、投資保護や新しいビジネスの創生、将来を見据えたビジネスインフラストラクチャを構築することにより、より良い成果を生み出せるよう、最も安全で可用性の担保されたデジタル体験を提供できるよう支援します。
A10 Networksは2004年に設立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションを提供することを使命としています。
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●三菱スペース・ソフトウエア株式会社について
宇宙システム、防衛システム、通信システム、航空システム、防災・環境システム、ライフサイエンス、車載システム、公共・IT、情報セキュリティの各分野の情報科学・情報技術を応用したシステム並びにソフトウエアに係る研究、開発、設計、製造、販売及びサービス提供を事業として展開しています。
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