【京都産業大学】京野菜ミブナがミズナから分岐した誕生過程を解明!--国際学術誌「Horticulture Research」(オンライン版)に掲載

京都産業大学

From: Digital PR Platform

2021-06-04 14:05




京都産業大学生命科学部 木村成介教授らの研究グループは、京都の伝統野菜の新しい品種であるミブナが、ミズナから分岐して誕生した過程とその遺伝的背景を解明した。




京都の壬生地域発祥の京野菜であるミブナは、同じ京野菜であるミズナと同一の種であるが、ミズナの葉は切れ込みのあるギザギザな形、ミブナの葉は単純な丸いヘラ型をしている。
これまで、ミブナがミズナの栽培過程で誕生したことは知られていたが、1787年の古文書『拾遺都名所図会(しゅういみやこめいしょずえ)』に描かれた'壬生菜'とされる作物には、現在のミズナのような切れ込みのある葉が描かれている。この'壬生菜'のギザギザな形が、250年足らずの間に、いつ、どのようにして現在のミブナに見られるヘラ型になったのかは不明であった。
京都産業大学生命科学部生態進化発生学研究室の木村成介教授、坂本智昭助教、川勝弥一研究員(研究当時)らの共同研究グループは、ミブナの誕生に同じアブラナ科の植物であるカブ類が関わっていた可能性があることを見出し、文献調査と遺伝子解析を組み合わせる研究を進め、伝統野菜の新しい品種であるミブナが、ミズナから分岐して誕生した過程とその遺伝的背景を明らかにした。
木村教授は、「古文書が残っているのは京都だけではない。日本国内には、野菜、花、動物など、さまざまな生物の記録が多数残されている。これらの調査と生命科学的な手法を組み合わせることで、今後、日本特有の品種や作物について詳細な理解が進んでゆくと考えている。今回の研究成果を通して、野菜類をはじめとした生物の多様性や形態の特徴などに関心を持つきっかけにして欲しいと願っている」とコメントしている。

この研究成果は、2021年6月2日(日本時間)に国際学術誌「Horticulture Research」(オンライン版)に掲載された。


むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学


■関連リンク
・京の伝統野菜ミブナの育種の歴史を解明しました
  (リンク »)
・京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 生態進化発生学研究室
  (リンク »)
・京都産業大学 生命科学部 木村 成介 教授
  (リンク »)



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