マクニカと芙蓉リースグループ、湘南アイパークのヘルスケアMaaS実証実験を支援

~自動運転の実証実験を支援するサービスプログラムを提供~

株式会社マクニカ

2021-12-10 14:00

株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)と芙蓉総合リース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:辻田 泰徳、以下芙蓉総合リース)及び芙蓉オートリース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長野 克宣、以下芙蓉オートリース)は、湘南ヘルスイノベーションパーク(以下湘南アイパーク)にて実施している自動運転を用いた「ヘルスケアMaaS*1」の実証実験*2において、「自動運転実証実験支援サービスプログラム*3」を提供することで、本実証実験を支援しています。
本実証実験では、自宅から病院への移動を想定して、湘南アイパーク内を自動運転シャトルバスが周遊します。移動中の車室内では、バイタルサインの計測技術を用いて、乗客の心拍数や酸素飽和度、ストレスレベルなどを計測し、病院とリモート接続したデジタル問診を模擬的に行います。これにより、通院などにおける患者の移動時間の有効活用、診察時間の短縮化、病院の生産性の向上などを調査し、有用性を検証していくものです。

そのため、単なる自動運転車両による移動手段の提供だけでなく、移動中にバイタルサインの計測やデジタル問診を行うことのできる広々とした車室空間を有する車両が求められていました。また、本実証実験は、湘南アイパーク内の歩車共存空間にて行われるため、コース内には複数ヵ所の横断歩道があり、エリアごとに制限速度を細かく設ける必要があるなど、複雑な自動運転の実装条件環境でした。加えて、実証実験段階において自動運転車両を保有することは、設備投資や車両管理において負担が大きいといった課題もありました。

そこで、マクニカと芙蓉総合リース及び芙蓉オートリース(以下芙蓉リースグループ)では、両社で共同開発した「自動運転実証実験支援サービスプログラム」を提供することで、本実証実験を支援しています。マクニカでは、自動運転技術の知見やコンサルティングの実績をベースに、本実証実験の企画立案から自動運転の実装作業、オペレーションまでをサポートしています。自動運転の実装においては、横断歩道にプライオリティゾーンを設定し、エリアごとに制限速度範囲内の走行をプログラミングすることで、安全・安心な運行を実現しています。

芙蓉リースグループでは、得意とする自動車のアセット管理や車両リースの事業基盤を活かし、保有するNAVYA(ナビヤ)*4社製の自動運転車両「NAVYA ARMA(アルマ)」を必要期間のみマクニカ経由で提供することで、本実証実験における車両導入の負担を解消しました。また、NAVYA ARMAは車室の広い自動運転シャトルバスのため、車室内でのヘルスケア実証においてもストレスのない空間を提供しています。


ご本人のみならずご家族も含めた通院への負担、病院での混雑、多数の診療科への受診による待ち時間などの課題がある中で、効率よくヘルスケアサービスを受けることができる仕組みとして、専用の自動運転車両により自宅から病院までの送迎を行い、診察から帰宅までをサポートするサービスづくりが今回の「ヘルスケアMaaS」のコンセプトの一つにあります。マクニカと芙蓉リースグループでは、本実証実験を支援することで、地域住民の皆さまに、利便性の高い、安全・安心かつ快適性の高いライフスタイルを提供していきたいと考えています。

*1:ヘルスケアMaaS = ヘルスケアを志向したシームレスな移動システムを構築し、人々の健康的な生活を支えること。

*2:ヘルスケアMaaSの実証実験は、湘南鎌倉総合病院、湘南アイパーク、三菱商事株式会社、三菱電機株式会社とマクニカが連携し、神奈川県産業労働局の支援、藤沢市、鎌倉市の後援のもと、2021年12月4日 ~ 26日の土曜日・日曜日において、地域住民を対象に「医療x移動の未来」を体感していただく、自動運転の実証実験を湘南アイパークにて実施しています。(2021年11月24日発表)
詳細はこちらをご覧ください。
(リンク »)


*3:「自動運転実証実験支援サービスプログラム」の概要(2021年6月16日発表)
マクニカと芙蓉リースグループの強みを組み合わせることで、自動運転の実証実験における課題を解消し自治体や交通事業者などの取り組みを支援する包括的なサービスプログラム。
詳細はこちらをご覧ください。
(リンク »)

*4 NAVYA(ナビヤ)
NAVYA SA(本社:フランス リヨン、CEO:Pierre Lahutte、以下NAVYA)は、2014年にフランスで創業した自動運転ソリューション(自動運転車両)を提供するリーディングカンパニーです。“ファースト&ラストマイル”をコンセプトとする同社の「自動運転シャトルバス」は、公道を走行することもできるため、公共交通と接続することで交通ネットワークを拡張し、利便性や回遊性の改善に効果を発揮します。これまでに20か国以上で200台以上の導入実績があり、安心・安全で信頼性の高いソリューションとして、全世界から幅広く支持されています。
詳細はこちらをご覧ください。
(リンク »)

※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。


<本件に関するお問い合わせ先>
芙蓉総合リース株式会社  (リンク »)
コーポレートコミュニケーション室 (担当)木村・山﨑
電話番号 03(5275)8891

芙蓉オートリース株式会社  (リンク »)
EVビジネス部
電話番号 03(5275)2936

株式会社マクニカ スマートモビリティ事業部
MAIL :auto-solution@macnica.co.jp

【芙蓉リースグループについて】
芙蓉リースグループは、中期経営計画「Frontier Expansion 2021」の戦略分野のひとつである「モビリティビジネス」において、車両に関する総合的サポートサービスの提供に加え、自動車、運輸、倉庫等を対象に物流モビリティ分野の技術革新に対応した多様なソリューションを提供しています。グループ会社やモビリティ関連企業との連携によるシナジーを活用し、従来の枠組みを超えた新しいモビリティビジネスの創出を推進し、車両・物流関連業界の問題を解決する多様な商品・サービスをより広い顧客層に提供してまいります。

【株式会社マクニカについて】
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス&ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23ヶ国85拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト (リンク ») をご覧ください。


<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社マクニカ   (リンク »)
コーポレートマーケティング統括部 広報室 宮原
e-Mail:macpr@macnica.co.jp

このプレスリリースの付帯情報

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]