【刷新背景】
シスメックスは全社でDX推進に取り組み、2018年からはデジタル化によるビジネスプロセス改革に着手、会計システムや業務システムの刷新を進めています。DXによって創造される新たな企業価値を、最適なビジネスプロセスで提供する体制を整えるため、セールス部門、フィールドサービス部門、コールセンター部門の3部門にまたがる旧来のCRMシステムを統合し、変化に柔軟に対応できるシステムへの刷新を決めました。
Salesforce Service CloudとSalesforce Sales Cloudにおいては、柔軟かつ俊敏にプロセスの変更・改善が可能なこと、中長期的に安定したサービスが提供されること、拡張性と周辺システムとの高い連携親和性を持つことなどを評価し採用を決めました。
【システム概要】
シスメックスの業務システムにおいて、CRMと同等に重要な役割を持つのがフィールドサービスの運用管理システムです。同社ではCRMとのスムーズな連携を期待し、Salesforceをベースにした「ServiceMax」を採用、テラスカイはシスメックスの競争優位性を保つ業務プロセスを保ちながら、システムの利点を生かして活用できるように連携開発を行いました。
その他ERPやIoTシステムなど全9システムとの連携に「DataSpider Cloud」で対応。さらに、営業担当者とフィールド担当者のスケジュール共有を高度化するために、テラスカイが提供しているビジネスプラットフォーム「mitoco」を採用しました。
新システムによる本格運用は、2021年6月から開始しています。
テラスカイは、課題解決に一緒に取り組む共創的パートナーとして、引き続きシスメックスのDX推進を全面的に支援してまいります。
DX戦略推進本部 情報ソリューション部 課長 藤原 忠雄様のコメント
「CRM刷新プロジェクトは、複雑な周辺システムとの連携についても、実装をテラスカイに担っていただきました。障害やバグが発生しやすく、かなり難易度の高い実装・開発でしたが、テラスカイは、単なるデータ移行や連携に留まらず、今後のデータ活用を見据えた実装を行ってくれました。」
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