2022年1月11日、Mike Vizard
2021年に起きた情報漏えいが記録的な数になることは現時点で間違いないでしょう。米国のIdentity Theft Resource Center(ITRC)の報告によると、2021年9月30日までに発生した情報漏えいの総件数が、すでに2020年の総件数を17%上回っています。Log4jのようなゼロデイ脆弱性により、この数字はさらに増えると考えられます。
2021年で最も深刻だった情報漏えいは、サイバーセキュリティアナリティクス企業Cognyteが収集したデータが50億件も流出していたこと、そしてLinkedInユーザー約7億人の個人データがダークウェブで売りに出されていたことです。これまでの漏えい件数を見ても、この2件はいずれも上位10位以内に入るほど記録的な数字となっています。
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