アドビ、Adobe Creative CloudとAdobe Document Cloudに新たな共有機能を導入

アドビ株式会社

From: PR TIMES

2022-10-18 22:56

・Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorの新機能、「レビュー用に共有」が非同期の共同編集機能を最適化
・アドビ、 RED Digital Cinema および富士フイルムのカメラ に組み込まれたCamera to Cloudの新機能を世界初披露
・Adobe Acrobatの機能を効率化・拡張し、あらゆる場面においてPDFで共同作業、閲覧、編集を容易に




米国カリフォルニア州ロサンゼルス発:アドビ(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、世界最大のクリエイティブの祭典Adobe MAXにおいて、 Adobe Creative CloudおよびAdobe Document Cloudのコラボレーションツールを拡張し、クリエイターが複数のプラットフォームで増大し続けるデジタルコンテンツ需要に対応できるような新しいワークフローを可能にすることを発表しました。デジタルコンテンツは今や世界経済の原動力であり、リモートワークの増加により、より多くのコンテンツが分散したチームにより制作されています。コンテンツをスピーディーかつ大規模に提供するためにはシームレスなコラボレーション作業が不可欠です。 さらに、フラッグシップ製品のAdobe Photoshopデスクトップ版にはAdobe SenseiのAI技術による技術で一度の操作で作業を簡素化する「オブジェクト選択ツール」、「領域の削除と塗りつぶし」といった機能が強化されています。

先日アドビが実施した調査 ( (リンク ») ) によると、2020年以降1億6,500万人以上がクリエイターエコノミーに参加しており、その約4人に1人が写真撮影、ビデオ撮影、クリエイティブライティング、その他のデジタルコンテンツの制作に貢献しています。多くのクリエイターが柔軟にリモートワークをするようになった今、同じ部屋にいようが地球の裏側にいようが、ステークホルダーや企業・団体とのコラボレーションを可能にするツールが期待されています。

Creative Cloud担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CPO(最高製品責任者)、スコット ベルスキー(Scott Belsky)は次のように述べています。「クリエイティブ制作はチームスポーツのようなものです。プロジェクトを締め切りまでに完了させるためには、各チームがクリエイティブなインスピレーションから、アセット、フィードバックまで、あらゆるものを共有する必要があります。アドビが本日発表する新機能群は、クリエイティブ制作の全体でシームレスなコラボレーションを実現します」

Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorに新たなコラボレーション機能、「レビュー用に共有」が登場

ステークホルダーのフィードバックをいかに制作物に反映させるかがプロジェクトの成功を左右します。デザイナーはレビュープロセスでステークホルダーと共有した内容を簡単かつシームレスに管理したいと考えています。提供を開始したAdobe Photoshopおよび Adobe Illustratorの「レビュー用に共有(ベータ版)」機能はレビュー、フィードバックプロセスの煩雑さと非効率性を改善し、クリエイターが誰と何を共有するか、完全にコントロールすることを可能にします。

・「レビュー用に共有」により、クリエイターは Adobe Photoshopまたは Adobe Illustratorファイルの特定バージョンのリンクを共有し、レビュー担当者のコメントや会話メモをアプリに自動的に取り込むことで、フィードバックの対応に複数ツールを切り替えることが不要に なります
・クリエイティブチームは「レビュー用に共有」を利用することで、どのバージョンのファイルを共有するか、いつ変更を反映させるかなど、柔軟に管理しながら、より迅速に仕事を完了させることが可能に なります
・ コラボレーションに参加してコメントを残す作業には、Adobe IDへの登録もサインインも不要
・レビュー担当者は画像やイラストの特定部分をハイライトし、コメントを残すことが可能になります

アドビ、 REDと富士フイルムのカメラに組み込まれた Adobe Camera to Cloudの新機能を世界初披露

Frame.ioによるCamera to Cloudの新機能は、外部ドライブからクラウドベースのカメラワークフローへの移行を促進し、ビデオ制作の方法を根本的に変えました。本日、アドビは、制作ワークフローのコラボレーションをさらに革新するために、RED Digital Cinema のV-RAPTORおよびV-RAPTOR XL カメラシステムと 富士フイルムX-H2Sのミラーレスデジタルカメラに組み込まれた新しい Camera to Cloud 機能を発表しました。

市場初となるAdobe Camera to Cloudの新機能により、制作会社はプロダクションセットからクラウドにメディアを自動転送できるため、ポストプロダクションチームは直ちに映像編集を開始することができます。新たに発表されたカメラ機器へのCamera to Cloudの新機能搭載により、仲介デバイスを使用せず、カメラからFrame.ioのフォルダー構造に直接メディアを転送できるため、制作コストと時間の両方を削減できます。このような新しいイン カメラの技術進化は、今後10年の間に標準になるでしょう。

RED Digital Cinemaの社長兼共同経営者であるジャレッド ランド(Jarred Land)氏は、次のように述べています。「REDチームは、Frame.ioとの協業の歴史をもとに、この画期的な進歩を映画制作コミュニティにもたらす最初のシネマカメラ会社となることを誇りに思っています。RAWファイルやプロキシファイルをクラウド経由で直接編集するこの技術を導入することで、クラウド上のコラボレーションがあらゆるレベルの制作現場にもたらされます。この恩恵が、ユーザーの皆様に解放されることを期待しています。」

富士フィルム・ノースアメリカ社の光学・電子映像担当ヴァイスプレジデントのヴィクター ハー(Victor Ha)氏は次のように述べています。「アドビのCamera to Cloudと富士フイルムのミラーレスカメラをネイティブに統合することで、写真家やビデオグラファーの制作と投稿の間にある大きな時間の壁を取り除くことができます。画期的というだけでなく、すべてのやり方を大きく変えてしまうほどのインパクトがあります。この技術を世界中のミラーレスデジタルカメラユーザーに提供できることを光栄に思います。」

PDFによるコラボレーション機能と生産性を向上

PDFは何十年もの間、文書ベースの共同作業の標準とされてきました。前年比でAdobe Acrobat Document Cloud の半数以上のPDFファイルがモバイルやwebでで開かれ、アドビは80億件以上の電子署名を処理しました。本日アドビはユーザーによる複数のデジタル文書の共同作業方法についての改善を以下のとおり発表します。

・PDFの共同作成、編集、電子署名、レビューなど、Adobe Acrobatツールへのアクセスを効率化する新ビューア
・読み上げやハイコントラストのサポートを含むCore Accessibilityの強化により、共同プロジェクトに多くのチームメンバーが快適に参加可能に

バーチャルワークへの関心と、バーチャルリアリティや AR(拡張現実)を活用してコラボレーションを促進する機会が拡大し続ける中、アドビはMeta Quest用Acrobatを開発しました。これにより、ユーザーはバーチャル環境や拡張された生産性の高い空間において、PDF文書を最大限活用することができます。PDFの閲覧、編集、変換、圧縮、共有に加え、Meta Quest用Acrobatはコメント、ハイライト、描画によるコラボレーションをサポートします。web上で頻繁に使われるAdobe Acrobatの機能が没入型の複合現実においても来年導入されます。

今回発表した新機能と統合は、以下のとおりアドビのパワフルな既存ツールや機能に追加されます。

・Adobe Creative Cloud for Frame.ioのサポート ( (リンク ») ) :業界初のポストプロダクションレビューと承認のワークフローをAdobe Premiere ProとAdobe After Effectsに直接統合し、主な関係者(編集者、プロデューサー、エージェンシー、クライアント)がクラウド内でシームレスにコラボレーションすることで、従来よりも迅速かつ簡単に最終承認が得られるように
・Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorの「編集に招待」機能 ( (リンク ») ) : Adobe Photoshop とAdobe Illustratorのライブクラウドドキュメントをアプリ上で直接共同編集し、コメントを残すことができるため、時間短縮と効率の最大化が可能に
・ Microsoft TeamsとAdobe Document Cloudの統合 ( (リンク ») ) :モダンドキュメントを進化させる次のマイルストーンとなる唯一の統合機能で、Microsoft Teams上でドキュメントの送信や電子署名の作成が可能に
・Adobe Workfront ( (リンク ») ) によるチーム内や世界中とのコラボレーション:オフィス内でも別な国にいても、チームや関係者はプロジェクトをシームレスかつリアルタイムに協働することで、プランニング、制作、納品が可能に

※当資料は、2022年10月18日(米国太平洋時間)に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。


■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloud( (リンク ») )は、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloud( (リンク ») )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloud( (リンク ») )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( (リンク ») )を活用しています。

アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。

アドビに関する詳細な情報は、webサイト( (リンク ») )をご覧ください。

(C) 2022 Adobe. All rights reserved. Adobe, the Adobe logo, Adobe Creative Cloud, Adobe Document Cloud, Adobe Acrobat PDF, Adobe After Effects, Adobe Illustrator, Adobe InDesign, Adobe Photoshop, Adobe Premiere Pro, and Adobe Workfront are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.

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