プロセス監視ソフトウェア「SIMCA-online」資生堂の最先端工場で採用

　インフォコム株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：竹原 教博)は、株式会社資生堂（本社：東京都中央区、代表取締役社長 CEO：魚谷 雅彦、以下 資生堂）が竣工した福岡久留米工場（福岡県久留米市）に、リアルタイムプロセス監視を行うソフトウェア「SIMCA-online」を導入し、試験稼働を始めましたのでお知らせします。SIMCA-online は、Sartorius Stedim Data Analytics AB社（スウェーデン、CEO：Joachim Kreuzburg）が開発するオンライン型の多変量プロセス監視ソフトウェアで、日本国内においてインフォコムが販売及びサポートを行っています。



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【概要】
　2022年5月、資生堂は最先端のIoTを取り入れた効率的な生産を特徴とする福岡久留米工場を竣工しました。（※1）
　福岡久留米工場の稼働において、資生堂はこれまでベテラン社員が長年培った知識や高度な技術で設備運転の条件を調整していたことを、経験の浅い社員でも匠の技を発揮できるようIoT技術で支援し、生産技術の標準化・高度化の実現を目指しています。
　今回、化粧品の製造工程において複数の品質項目をリアルタイムでモニタリングし、設備を自動制御する製造方法を実現するために、生産プロセスを監視・管理する多変量プロセス監視ソフトウェア「SIMCA-online」を導入し、試験稼働を始めました。
※1　資生堂、最先端の生産技術を備えた「福岡久留米工場」竣工（資生堂・ニュースリリースページより）
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【SIMCA-onlineについて】
　SIMCA-onlineは、製薬や化学・食品などの製造プロセスを、多変量解析技術を用いてリアルタイム監視を実現するソフトウェアです。
　過去の理想的なプロセス状態の遷移を、多変量解析ソフトウェア「SIMCA」によりモデル化し、そのモデルを使ってSIMCA-onlineは、リアルタイムでプロセス監視を行います。
　インフォコムは2000年からSIMCAを中心に国内で販売・サポートを行っています。

＜SIMCA-onlineの特長＞
・リアルタイムにプロセスを監視し、正常状態からの逸脱を検知・診断します。また、これから起こりうる逸脱を予測し、回避するための方法を提示・可視化します。
・各制御機器メーカーが提供するプロセスデータ管理システムと容易に連携・接続が可能です。
・米FDAと欧EMAに認可されており、工程内データに基づいて品質の評価、保証をするリアルタイムリリース試験にも用いられます。
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製造プロセスにおける逸脱の監視・予測・回避提案（イメージ）

【今後の展開】
インフォコムはSIMCA-onlineの導入を通じて、幅広く製造プロセスの高度化を支援するPAT（Process Autometion Technology）ソリューションを展開してまいります。