大阪樟蔭女子大学(大阪府東大阪市)では、SDGsと万博をより一層盛り上げるために、学生による万博応援隊SDGirlsを発足し、万博の共創チャレンジに取り組む団体やSDGsに取り組む団体をクローズアップしています。2022年12月18日(日)に本学で、一般社団法人おうえんフェス共催、東大阪市および公益社団法人2025年日本国際博覧会協会後援「わたしたちのまちのSDGsサミットin大阪~現在(いま)から創る未来への贈り物~」を開催し、大阪・関西万博や未来について語り合いました。
【本件のポイント】
●大阪・関西万博やSDGsに取り組む団体と中高生・大学生が未来について語り合う
●各団体のリーダーが、万博やSDGsに取り組むための一歩を伝授
●登壇者と生徒・学生が意見交換しながら「万博」「SDGs」「まちづくり」「地球環境」「フードロス」を考える
【本件の内容】
■トークライブ(1)「生徒や学生が万博にて共創するために」
本イベントは新型コロナウイルス感染拡大に伴い、当初予定していた内容を一部変更してトークライブ形式で実施しました。各団体・プロジェクトの活動を学びながら関わる方々と語り合い、地域や未来について一緒に考えました。
トークライブ(1)では、「生徒や学生が万博にて共創するために」をテーマに、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の岡島美佳さん、東大阪市長の野田義和さん、一般社団法人おうえんフェス会長の山下翔一さんによるトークセッションを行いました。「万博」「SDGs」「まちづくり」「地球環境」「フードロス」などの課題について、中高生とSDGirlsも参加しながらトークが繰り広げられました。万博の運営に携わる岡島さんからは、「自分が実現したい社会に向けてアクションしていくことが大切。この万博を自分事として、自分たちの将来をより良くするきっかけにしてほしい。見るだけじゃなく、参加してほしい」と生徒・学生に万博へ参加することを呼びかけました。昨年11月、東大阪市が万博に向けて開催したイベント「HANAZONO EXPO いのち輝く未来社会にふれてみよう Road to 大阪・関西万博」の様子を野田市長が紹介し、「2025年、そしてその先の''いのち輝く未来社会''に何ができるかを考え行動するヒントが万博にあると思う。東大阪市は万博に積極的に取り組んでいくため、来年も関連イベントを多く開催するのでぜひ皆さんも参加してください」と呼びかけました。山下さんは自身が携わった全国での様々な企画事例を紹介しつつ、「万博やSDGsは若者を巻き込んでいくことが重要。どんどん声をあげて、関わって自分事にしていってほしい。参加することでつながっていける万博。関わることで自分たちのまちを変えていける大きなチャンスだと思う。若者が描く未来社会のデザインを実現するために万博を活用してもらいたい」と伝えました。「どういう活動なら参加したいか」の質問に生徒・学生からは、「皆で何かを作って成果になるようなことがあれば参加したい」「現在、''食''に関して学んでいるのでそういった方面から万博やSDGsのことも学んでいきたい」と声が上がり、登壇者と様々な意見を交し合いました。
■トークライブ(2)「学生たちに期待すること、一緒にできること」
イベント後半は3分チャレンジからスタート。「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ、共創パートナーに登録された団体からゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会の森安美さん、株式会社A.B.Unitedの中田仁之さん・雪丸梢さん、SDGsに積極的に取り組む団体MAZIKA.incの深沢真也さん・迫田光法さん、株式会社ロカシューの大山一哲さんが、ストップウォッチで計りながら3分間で活動報告のプレゼンに挑戦しました。
3分チャレンジで各団体の活動内容を学んだところでトークライブ(2)では、3分チャレンジに挑戦した方々とSDGirlsのこもさん・おみやさんが加わり、「学生たちに期待すること、一緒にできること」をテーマに、中高生や大学生がもっと万博やSDGs活動に参加しやすくなる方法を生徒・学生と模索しながらのトークセッションとなりました。どのようなイベントに参加したいかと問われた高校生からは、「難しいものに目を向けるより音楽やスポーツなどの興味があるジャンルと組み合わせたイベントだと参加しやすい」との声に、登壇者らは真剣な様子で耳を傾けました。
●認知症になっても輝ける未来社会の実現を目指す森さん:「認知症の方が主役になって、関わる人が笑顔になれるような活動を目指している。一人ひとり小さな力でも多様な人とつながることで、大きな夢も実現できる。折り鶴プロジェクトに参加してもらうことで認知症への理解が深まると思うので皆さんにも参加してほしい」と話しました。
●廃棄されたホタテなどを活用した環境に優しい靴作りを目指す大山さん:「環境問題を意識した靴作りに取り組んでいる。運営している靴作り学校でも持続可能な靴作りを教えている」と伝え、持続可能なモノづくりの重要性とSDGsの在り方について学びました。
●アスリートのセカンドキャリア支援に取り組む中田さん:何からアクションを起こすのが良いかを考える中高生に向け、「SDGsは持続可能でないといけない。楽しいことだと続いていく。楽しいことが地球のためになれば良いので、楽しいことから参加していき進めていくと良い」とアドバイスしました。
●TikTokを活用したサービスを展開する深沢さん:「長く続けていくことが重要。TikTokも配信し続けて知ってもらうことが大切。活動していく内容を配信してムーブメントを起こしていくことが良いと思う」と活動を持続していくことの重要性を伝えました。
●本イベントを企画するこもさん:「中高生にフォーカスをあててイベントを企画しているので、興味を持ってもらえるようにもっと発信していきたい。本イベントでは、知らないことを知る機会になると思うので、今後も参加してください」と呼びかけました。
参加した高校生からは、「今回参加して、SDGsに興味が出てきたので頑張ってみようと思う」「参加してつながりができたので、万博に参加出来たら良いなと思う」と感想が述べられました。
最後に竹村一夫学長が、参加した中高生・大学生が本イベントをきっかけに、未来を見据え活動してくれることに期待を込めるとともに閉会しました。
■SDGirlsの活動報告と今後の目標
今回SDGirlsがこれまでの活動を写真とともに紹介し、今後の目標を発表しました。「中高生につなぐ!大阪樟蔭女子大学生のSDGs×万博応援プロジェクト」は、これまで4回実施してきました。
第1弾では、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の方から大阪・関西万博について学びました。
第2弾では、ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会の方から「いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト」の取り組みについて学び、SDGirlsの呼びかけから本学園全体で折り鶴を募集して協力しました。
第3弾では、地方独立行政法人天王寺動物園の方から「動物福祉」について学び、動物もひともみんながいきいきする未来を考える機会となりました。また、天王寺動物園内に折り鶴回収BOXを設置して、「100万羽の折り鶴プロジェクト」(ゆめ伴プロジェクト)の折り鶴の募集を呼びかけ、さらに「ZOOでつながるプロジェクト~うんちで緑を増やそう~」(天王寺動物園)の動物の糞でできた堆肥を樟蔭中学校の畑で活用するなど万博共創チャレンジ同士をつなぐ架け橋として取り組みました。
そして今回の第4弾では、「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ、共創パートナーに登録された団体や、SDGsに積極的に取り組む団体の方々から大阪・関西万博やSDGsについて意見交換をしながら学べる貴重な機会となりました。
今後の目標としてSDGirlsは、「共創プロジェクト同士の架け橋になりたい。今後もSDGsに関するラジオを配信していき、さらに万博応援隊としてメディアで配信し続け、開催前の万博のプレイベントにSDGirlsとして参加して取材することが目標です」と力強く発表しました。
イベントの様子は、後日ラジオ局公式YouTubeチャンネルで視聴いただけます。さらにオンラインイベント後のアフタートークを大阪樟蔭女子大学''美Radio''で後日配信します。ぜひご視聴ください。
▼インターネットラジオ局公式 YouTube チャンネル(万博応援プロジェクトのアーカイブ動画が視聴できます)
(リンク »)
▼インターネットラジオ局大阪樟蔭女子大学''美 Radio''
(リンク »)
※オンラインイベント、ラジオとも、上記の各 URL から過去の内容を視聴いただけます。
▼本件の詳細
・樟蔭学園プレスリリース (リンク »)
▼本件に関する問い合わせ先
学園広報課
梶田・井上・江田
住所:大阪府東大阪市菱屋西4-2-26
TEL:06-6723-8152(平日9時~17時)
FAX:06-6723-8263
メール:gakuen-pr@osaka-shoin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
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