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(連携協定書に調印したIWI 代表取締役社長 佐藤 邦光(左)と函館高専 校長 阿部恵(右))
【本協定締結の背景】
函館高専は、生産システム工学科に情報コースを設けており、情報工学の基盤となる情報リテラシーやネットワーク、ソフトウェアなどの幅広い知識を修得し、実験や演習を通じて、実践的な能力を身につける教育をしています。しかしながら、日々進歩が著しい情報分野の最新技術について、どのように学生へ教育していくかが本校の課題のひとつでありました。
そこで、決済、金融、セキュリティ分野において高い技術力を持つIWIのエンジニアを通じて、函館高専の情報教育への協力の検討をすすめ、本協定の締結へと至りました。IWIは、カード決済におけるネットワーク接続・認証システムや不正利用検知システムにおいて30年以上の高いシェアを維持しています。また、情報セキュリティにおいても個人情報保護法(2005年施行)を背景に開発した情報漏えい対策製品や、サイバー先進国であるイスラエル製のサイバーセキュリティ対策製品を提供している知見や経験を活かし、市場のトレンドや最新技術に関する教育を実施します。
【本協定の内容】
函館高専は、実務の経験を有する人材や企業の第一線で活躍する人材が高専教育に参画し、現場で培われた知識や経験に基づく実践的な教育が、変革する社会の中で、これまで以上に重要になっていると捉えています。本協定により、情報分野を中心とした新たな産業をけん引する人材育成を強化・推進していくことを目的としています。
社会インフラに不可欠なIT基盤を提供するIWIでは、「人」が最も重要な資源、財産であるという考えのもと、「人財」の育成に力を入れています。様々な施策や制度を通じて、社内の人財の成長を促進してきました。また、IWIは持続可能な社会への貢献を目指し、重要課題を設定しています。その中の一つに「イノベーションを通じ、安全で豊かな未来社会を創る」ことを掲げており、新たな価値を創造し、社会と事業に変革をもたらす専門性と人間力、創造力を持った人財を育てることを目標としています。
今回の協定によって、IWIは函館高専とともに、ITやセキュリティに関する最新技術の教育を還元することで、未来を創る人財の育成および地域への貢献に努めていきます。
1.締結日
2023年5月25日
2.期間
2023年10月から2024年3月
函館工業高等専門学校について
函館工業高等専門学校は、函館市及び北海道の熱烈な誘致活動により、昭和37年一期校として設置された高等教育機関。
技術者に必要な実践的かつ専門的な知識および技術を有する創造的な人材を育成するとともに、実践的研究の水準向上に努めることを教育目的としている。
2013(平成25年)に産業の多様化に対応するため、従来の5学科から生産システム工学科、物質環境工学科、社会基盤工学科に改組、2018(平成30年)には、専攻科を従来の2専攻から生産システム工学専攻、物質環境工学専攻、社会基盤工学専攻の3専攻に改組した。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構
函館工業高等専門学校
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所在地:北海道函館市戸倉町14-1
代表者:校長 阿部 恵
設 立:1962年
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事業内容:高等専門学校・高等教育機関
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