アクセンチュアとマイクロソフト、お客様の責任ある生成AI導入の支援に向け、協業体制を強化

アクセンチュア株式会社

From: PR TIMES

2023-07-13 16:46

【ニューヨーク発:2023年6月21日】
アクセンチュア(NYSE:ACN)とマイクロソフトは、これまで数十年にわたって継続してきた協業体制を強化し、生成AI(ジェネレーティブAI)が持つ創造的破壊力をクラウドによってさらに増強し、お客様のビジネスの抜本的な変革を支援します。両社の合弁会社であるアバナードとともに、AIを活用した業界別、機能別ソリューションを新たに共同開発し、お客様が全社で生成AIを活用できる体制を強化します。



アクセンチュアの会長兼最高経営責任者(CEO)であるジュリー・スウィート(Julie Sweet)は、次のように述べています。「生成AIは、業界全体のイノベーションと再発明を促し、仕事の在り方を変革するだけでなく、情報へのアクセス方法をも変えています。マイクロソフトとの協業体制を強化することで、アクセンチュアは、お客様における責任ある生成AIの構築や全社展開を支援し、生成AIによる新たな価値の創造を支えます」

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マイクロソフトのAIプラットフォーム担当コーポレートバイスプレジデントであるエリック・ボイド(Eric Boyd)氏は次のように述べています。「アクセンチュアとの協業体制の強化によって、Azureによる世界最先端のAIモデルの導入が加速します。また、アクセンチュアがAIによる革新的な業界ソリューションを提供できるようになり、お客様の最新イノベーションの活用が推進されます。マイクロソフトはアクセンチュアとの協業により、Microsoft Azure、Azure OpenAI Service、Microsoft 365 Copilotのパワーを活用し、高い信頼性を併せ持つクラウドを基盤としたAIソリューションを提供することで、お客様のさらなる変革を支援します」

アクセンチュアとマイクロソフトは、幅広い業界の数多くのお客様に生成AIの導入を進めています。例えば、ラディソン・ホテル・グループと協業し、マイクロソフトのクラウド技術とAzure OpenAIを組み合わせ、宿泊客からのキャンセル依頼をAIが肯定的要素と否定的要素を特定、理解した上で、宿泊客のレビューに対する回答案を作成する、インテリジェントな自動システムを構築しました。また、お客様とのやり取りをAIが学習することで、回答案を継続的に高度化させています。

スペイン法務省では、アクセンチュアがAIによる検索エンジンをマイクロソフトのクラウド上に構築し、何十万もの複雑な文書に含まれる司法手続き情報を簡素化しました。さらに、マイクロソフトとアクセンチュアは、世界的なトラベル・テクノロジー企業であるアマデウスとも協業しており、同社の出張・経費プラットフォーム「Cytric Easy」向けに、AIを活用した対話型のトラベル・アシスタントを開発しています。TeamsやAzure OpenAIを含むマイクロソフトのテクノロジーを活用したこのデジタルツールは、出張者の旅程、予約、出発前から出張中、出張後に至るまで、首尾一貫したプロセスで出張者を支援します。

アクセンチュアは、先日AI分野における30億ドルの投資を発表しました。この決定に基づき、アクセンチュアとマイクロソフトは業界・機能別ソリューションを新たに共同開発し、以下のような新たなユースケースを目指します。
(AI分野における30億ドルの投資: (リンク ») )

・ 金融サービス - 銀行、保険会社などと連携し、低リスクで価値の高いユースケースを検証しています。例えば、Azure OpenAI Serviceを搭載してコンテンツを集約、要約し、公開情報の分析ソリューションを作成することで、ビジネスアナリストのプロセスを合理化、効率性の向上に貢献し、導き出す洞察の高度化に注力できる環境を提供します。

・ ヘルスケア - 患者ケア、コンタクトセンター変革、医療画像分析、患者データの統合においてMicrosoft Power PlatformとAzure OpenAI Serviceが活用されています。これらのユースケースでは、臨床現場における意思決定の高度化、管理タスクの自動化のほか、より高品質な医療の実現にもつながります。

・ サプライチェーン - アクセンチュアは、マイクロソフトの CopilotとSupply Chain Centerで50を超えるインテリジェント・サプライチェーン・ソリューションの機能を拡張しています。たとえば、アクセンチュアが開発したロジスティクスを管理・統制するソリューションには、アラートに含まれる非構造化データを捕捉して遅延を予測し、サプライチェーンの現場に取るべきアクションを提案します。これにより、在庫を迅速に他拠点に再配置するなど、サプライチェーンの混乱回避に貢献します。

・ コンタクトセンター - お客様のコンタクトセンター業務にAzure Open AI Serviceを組み込むことで、オペレーターにリアルタイムで適切な情報提供と提案を行い、生産性を高め、顧客満足度の向上を支援しています。オペレーターは、顧客との複雑なやり取りもより適切に対応できるようになるほか、顧客の感情を理解し、よりパーソナライズされた体験の提供につながります。

・ セキュリティ - Microsoft Sentinelを中核に据えたAccenture Adaptive Detection and Responseの実績を踏まえ、アクセンチュアとマイクロソフトは生成型AIを活用した、サイバー攻撃の防御から、攻撃からの回復力に至るまで、エンドツーエンドのセキュリティ・ソリューションの提供に取り組んでいます。マイクロソフトのSecurity CoPilotのエンジニアリングチームと協力して、大規模言語モデル(LLM)のコンテキスト拡張、自動化、プロンプトエンジニアリングを開発することで、サイバーセキュリティに関する革新的なアプローチを取っています。
(Accenture Adaptive Detection and Response: (リンク ») )

生成AIと大規模言語モデルに注力するアクセンチュアとアバナードは、新たなアクセンチュア・アドバンスト AIセンターや、アバナードの新しいAI組織準備フレームワークを活用し、お客様が安全で責任あるイノベーションを拡大に向けて生成AIを活用できる支援を行います。アクセンチュアとアバナードは、カナダのマイクロソフト・テクノロジー・センター内に設立された新しい生成AIラボを活用し、世界中のお客様がAzure OpenAI Serviceを活用してイノベーションの創出や、AIを活用したビジネス変革を推進します。

アクセンチュアとアバナードは、マイクロソフトのAzure OpenAIエンジニアリングチームと協力し、高度な生成AIのスキルを身につけるための人材育成を行っています。例えば、アクセンチュアは、より包括的なタレントマネジメントプログラムを提供し、社員のキャリア全体における経験を向上させるために、人材開発のスペシャリストを育成しています。またマイクロソフトはアクセンチュアをパートナーとして、幅広い業界で数千人のMicrosoft Azure OpenAI Service MVPを育成し、お客様が生成AIソリューションを構築できる支援を行っています。

アクセンチュアは、Microsoft 365 Copilot、Security Copilot、GitHub Copilot、Semantic Kernel、Azure OpenAI Serviceに世界で最初にアクセスできる企業の1社として、社内でこれらテクノロジーを試験導入しています。これによってアクセンチュアは、試験導入による知見から導き出されるノウハウとベストプラクティスをお客様に提供することが可能です。

協業体制の強化により、アクセンチュアが持つAI変革、戦略、業界経験、Azure OpenAI Serviceとクラウドインフラストラクチャ、アバナードの技術およびデリバリー能力を最適に組み合わせることが可能となります。

アクセンチュアについて
アクセンチュアは、世界有数のプロフェッショナルサービス企業です。アクセンチュアは、世界をリードする企業や、行政機関をはじめとするさまざまな組織の中核にデジタル技術を実装することで、組織運営を最適化し、収益を拡大させ、また市民サービスの向上にも貢献するなど、お客様に対して目に見える成果を圧倒的な規模とスピードで創出しています。 アクセンチュアでは、優れた才能でイノベーションを主導する732,000人もの社員が120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。 また、テクノロジーが変革の成否を分ける時代において、世界中のエコシステム・パートナーとの緊密な連携を図りつつ、業界ごとの比類のなき知見、専門知識や、グローバル規模のデリバリー能力を最適に組み合わせながらお客様の変革を支えています。アクセンチュアは、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、アクセンチュア ソングの領域をまたぐ、幅広いサービス、ソリューションやアセットを活用して成果につなげています。アクセンチュアでは、成功を分かち合う文化や、360度でお客様の価値創造を図ることで、長期にわたる信頼関係を構築しています。またアクセンチュアは、お客様、社員、株主、パートナー企業、社会へ提供している360度での価値創造を、自らの成功の指標としています。
アクセンチュアの詳細は (リンク ») を、
アクセンチュア株式会社の詳細は (リンク ») をご覧ください。

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