メッセージングソフトウェア「Openfire」の脆弱性:侵害されたサーバーへの不正アクセスが可能に

株式会社Doctor Web Pacific

2023-10-02 09:00

Doctor Webは、メッセージングサーバー「Openfire」の悪意のあるプラグインの拡散について注意を呼びかけています。本記事掲載時点で、Openfireソフトウェアのインストールされている3千台を超えるサーバーが世界中で脆弱性の影響を受けています。この脆弱性は、ハッカーがファイルシステムにアクセスし、感染したサーバーをボットネットの一部として使用することを可能にするものです。
###

2023年6月、Doctor Webは攻撃者によってサーバー上のファイルが暗号化されたというインシデントについて、カスタマーから連絡を受けました。調査の結果、この感染はメッセージングソフトウェアOpenfireの脆弱性 CVE-2023-32315 が悪用された結果であるということが明らかになりました。この脆弱性の悪用によってディレクトリトラバーサル攻撃が実行され、Openfireソフトウェアの管理インターフェースへの不正アクセスが可能になります。攻撃者は管理インターフェースを使用して管理権限を持つ新規ユーザーを作成します。次に、新しく作成したアカウントを使用してログインし、任意のコードを実行できる悪意のあるプラグイン helloworld-openfire-plugin-assembly.jar (SHA1:41d224784242151825aa8001a35ee339a0fef2813f)をインストールします。このプラグインはOpenfireソフトウェアがインストールされているサーバー上でシェルコマンドを実行したり、Javaで記述されたコードを実行してPOSTリクエストでプラグインに送信したりすることを可能にします。今回のインシデントでは、まさにこの方法でサーバー上で暗号化トロイの木馬が起動されていました。

詳細は以下をご覧ください。
(リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

株式会社Doctor Web Pacificの関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]