三原市、LGWAN環境におけるクラウド利用及びWeb会議の運用改善に向けて「A10 Thunder CFW」を採用

~ 業務効率化により職員の満足度も向上 ~

A10ネットワークス株式会社

2024-05-29 11:15

A10ネットワークスは、三原市が統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を採用したことを発表します。
A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、三原市(所在地:広島県三原市)が、LGWAN(総合行政ネットワーク)環境におけるクラウド利用及びWeb会議の運用改善に向けて、統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を採用したことを発表します。

■導入背景
三原市は、「市民サービス」「行政運営」「関係人口創出」を3本柱とする「三原市デジタルファースト宣言」を令和2年に公布し、様々なデジタルツールを利活用した課題解決に取り組んでいます。
当市ではこれまでLGWAN接続系端末から仮想ブラウザを使用してMicrosoft 365やグループウェアを利用していましたが、仮想ブラウザ経由による慢性的な遅延や読込異常が課題となっていました。また、ZoomやMicrosoft TeamsといったWeb会議はセキュリティクラウド経由で利用できないため、Web会議専用の端末と民間プロバイダーのインターネット回線を用意するとともに、Web会議の事前申請、Web会議専用端末の借り受けといった煩雑な運用となっていました。
これらは職員の大きな負担になっていたことから、課題解決に向けて令和4年度にローカルブレイクアウトに関する情報収集を開始しました。令和5年6月にはMicrosoft 365のドメインへの対応や容易な操作性の観点からA10 Thunder CFWの導入を決定し、同年8月より本格稼働を開始しました。

■導入構成と導入効果
LGWAN接続系において、冗長化構成で導入されたA10 Thunder CFWは、LGWAN網からクラウドサービス向け通信や、Web会議向け通信をオフロードしており、Microsoft 365やグループウェア、勤怠管理システム、GISシステムなどのサービスはセキュリティクラウドに、Web会議システムは民間プロバイダー回線にそれぞれ振り分けています。現在はMicrosoft 365、グループウェア、勤怠管理、GIS、ペーパーレス文書共有システム、Zoomなどを約1,000名の職員が利用しており、接続先も担当部署毎に制御しています。職員自らの端末からWeb会議へ参加できるようになったことで、これまでのWeb会議専用端末の運用が無くなり、突発のWeb会議にも対応できるようになりました。
また、従来勤怠管理サービスへは仮想ブラウザ経由で接続していたため、接続やページ遷移に膨大な時間を要していましたが、ローカルブラウザから直接アクセスできるようになったことで、ストレスフリーな出退勤処理ができるようになったと職員からも反響が寄せられました。
さらに、これまではインターネット経由で認証が必要となるソフトウェアをLGWAN接続系端末に導入することができませんでしたが、A10 Thunder CFWによって認証に必要な宛先との通信をオフロード可能とする環境が整えられたため、ソフトウェアの選択肢が広がりました。

三原市のネットワーク構成図
(リンク »)

■三原市様のコメント
αモデルは変化する社会情勢に対応することが難しいネットワークモデルですが、A10 Thunder CFWによって柔軟なネットワーク対応が可能になりました。急激にWeb会議の需要が高まったとしても、職員端末から即座にWeb会議ができるネットワーク環境を整備できています。また、昨今の多種多様なクラウドサービスの利用においては、接続先がセキュアか見極めたうえで、サービス単位で職員端末からの直接接続を行う事も可能です。A10 Thunder CFWの本稼働以降、オフロード先の追加も職員自身で設定を行っており、この操作性の良さもA10製品の魅力の一つだと思います。

■A10 Thunder CFWについて
A10 Thunder CFWは、企業や自治体のクラウドサービスの活用促進に必要となるさまざまなネットワーク・セキュリティ機能を統合したセキュリティプラットフォームです。通信制御の機能では、クラウドサービスのドメイン名を基に、通信を柔軟かつ正確に振り分け、ネットワークの逼迫にも対応します。また、A10 Thunder CFWは自治体のαモデルのネットワーク環境において、LGWAN接続系の端末からの通信を集約し、Microsoft 365の通信を直接インターネットに振り分けるとともに、インターネット回線の負荷分散も担い、レスポンス低下やアクセス遅延を防ぎます。さらに、不定期に更新されるMicrosoft 365ドメインの自動更新にも対応しているほか、日本語による分かり易いGUIにより運用の負担軽減にも寄与します。

導入事例:【三原市】強固なセキュリティ環境のαモデルでも利便性確保を実現。クラウドサービス利用を加速させる基盤となるA10 Thunder CFW
(リンク »)

■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks は、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、エッジクラウド環境における、セキュリティ、インフラストラクチャの課題を解決するソリューションを提供しています。大手グローバル企業や通信、クラウド、Webサービス事業者まで7000社以上のお客様に導入いただいており、ビジネスに不可欠なアプリケーションやネットワークの安全性、可用性、効率性を高めています。A10ネットワークスは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
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