SAS、イノベーションを実証するSAS Customer Recognition Awards 2024受賞者を発表

SAS Institute Japan株式会社

From: Digital PR Platform

2024-07-03 11:11


銀行、保険、行政機関、ライフサイエンス、マーケティングなど、
さまざまな業界でデータやAIを活用して世界を変革するSASの顧客


データとAIのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下SAS)は、AIやアナリティクスの知識に卓越した貢献を果たし、SASの提供するソフトウェアやサービスを他社の模範となるような方法で活用した顧客を表彰するため毎年実施している、SAS Customer Recognition Awardsの 2024年度受賞者を発表しました。

SASは、地球上で最も信頼できるアナリティクスのパートナーになることを企業ビジョンに掲げています。SASはお客様と連携し、お客様がSASの提供するデータやAI関連の製品やサービスを活用して、世界をもっと良く変えていけるよう支援しています。

今年の各部門の全受賞者(2位および3位の受賞者を含む)については、SAS Customer Recognition Awards eブック( (リンク ») )よりご確認いただけます。

SASの上級副社長兼最高マーケティング責任者(CMO)である、ジェニファー・チェイス(Jennifer Chase)は、次のように述べています。「SASのあらゆる行動の中核にあるのは、お客様への情熱です。毎年、SAS Customer Recognition Awardsを通じて、データやAI、アナリティクスへの情熱をSASと共有し、こうしたテクノロジーを世界の変革に役立てたいと考える数多くのお客様の表彰を行っています。銀行や保険、行政機関やライフサイエンスなどさまざまな業界を包含するほぼすべての業務部門に渡って、SASのお客様はデータをインサイトに変え、大きな成果を上げています。今年度の受賞者の皆様に敬意を表すとともに、絶え間ないイノベーションで私たちの意欲をかき立ててくれるSASのすべてのお客様に、心から感謝したいと思います」

2024年度受賞者
2024年度の各部門の第1位は、以下の通りです。

Innovative Problem Solver Award(イノベーティブ プロブレム ソルバー アワード)


受賞者:塩野義製薬株式会社( (リンク ») )


この賞は、SASを活用して、革新的な方法で業務課題を解決した顧客に贈られるものです。日本の製薬会社である塩野義製薬は、AI技術を活用することで、製薬業界で初めてSASのプログラムを準自動化するシステム「人工知能解析プログラマシステム(AI SAS Programmer 以下、AI-SAS)」を開発しました。塩野義製薬ではSASを解析ツールのゴールドスタンダードと位置づけ、長年、その分析結果の精度の高さに信頼を寄せてきました。そこで、AI-SASの開発に、クラウドネイティブで超並列データとAIプラットフォームを備えたSAS® Viya® ( (リンク ») )を選定しました。塩野義製薬はAISASを運用することで、わずか2年で画期的な新薬をローンチすることができました。こうして、医薬品の臨床試験データの解析に要する作業量を大幅に削減したことによって、業務効率を大幅に改善しました。

SAS Users Group MVP Award(ユーザーグループMVPアワード)


受賞者:IQVIA シニアスタンダードエンジニア、Nancy Brucken氏


この賞は、SASのユーザーグループメンバーの成功のために献身的な熱意を示したリーダーに贈られます。Brucken氏は、1999年からユーザーグループミーティングの企画および実施に携わってきました。ミシガンSASユーザーグループ(MSUG)のウェブマスターであり、PharmaSUG(ライスサイエンスおよび医療研究者向けソフトウェアユーザーグループ)のエグゼクティブコミッティのメンバーです。いずれの組織のユーザーグループ会合においても、参加者がSASのユーザーグループに期待する教育体験を得られるよう、重要な役割を果たしています。彼女の企画力ときめ細かな配慮によって、MSUGは2023年に最も大きな成果を挙げたローカルユーザーグループミーティングの一つとなりました。SASは25年間に渡って仲間たちの教育に貢献してくれたBrucken氏に謝意を表します。IQVIAはライフサイエンス業界向けの高度なアナリティクス、テクノロジーソリューションおよび臨床研究サービスにおけるグローバルなリーディングプロバイダーです。

Customer Impact Award(カスタマー インパクト アワード) – 公共部門


受賞者:Italian Agricultural Payments Agency(AGEA)( (リンク ») )


この賞は、成功例や教訓を含めたアナリティクスの取り組みに関する情報を積極的に共有することで、業界に最もインパクトをもたらした公共部門の顧客に贈られます。AGEAではスタッフがさまざまなイベントや講演、インタビューに参加して、自分たちの成功におけるSASの役割を強調してきました。AGEAは、イタリアの国内総生産(GDP)のかなりの部分を占めるイタリアの農業を支える重要な機関の1つです。

Customer Impact Award (カスタマー インパクト アワード) – 民間部門


受賞者:Georgia-Pacific


この賞は、成功例や教訓を含めて、アナリティクスの取り組みに関する情報を積極的に共有することで、業界に最もインパクトをもたらした民間部門の顧客に贈られます。Georgia-Pacific社(以下、GP)は建材や壁板、パルプ、包装材料などさまざまな木製品やタオル、ティッシュペーパーを製造する売上200億ドル規模の消費財メーカーで、2020年3月にSAS Global Forumにおいて自社の体験を紹介して以来、SAS導入のメリットを積極的に提唱してきました。GPは昨年、SASと連携してデータ戦略からコンピュータビジョンやレジリエンシールールまで、さまざまなトピックについて、複数のビデオにコメントを寄せました。GPの従業員はメディアやアナリストとのインタビューに応じたり、SASやサードパーティのイベントで講演を行ったりして、データやAIの革新的な活用方法を紹介しました。GPはsas.comに掲載された複数のブログや記事の作成においてもSASに協力しています。

SAS Support Community Hero Award(サポート コミュニティ ヒーロー)


受賞者:ペンシルベニア大学ウォートン校シニアデータアナリスト、Mark Keintz氏


この賞は、SASのサポートコミュニティで他のユーザーに対して卓越した支援を行った顧客に対して贈られます。Mark Keintz氏は、2012年にSASコミュニティのメンバーになって以来、人気の高いSASのプログラミングコミュニティを中心に、700近いトピックスを解決し、4,000以上のメッセージを投稿してきました。最近では、SAS Communities(デジタルでのSASプラクティショナーの最大の集まり)で極めて頻繁かつ有益な交流を行うアクティブなコミュニティメンバーに与えられる称号であるPROC Starのステータスを獲得しています。長年、教育機関のビジネス面でSASを活用して得てきたKeintz氏の英知が、SASの新たなユーザーコミュニティでの迅速かつ的確な支援を可能にしています。

User Feedback Award(ユーザー フィードバック アワード)


受賞者:The United Services Automobile Association(USAA)エグゼクティブ ディレクター、Nick Tornabene氏( (リンク ») )


この賞は、SAS製品の改善のための重要な参考意見となる、貴重なフィードバックを提供してくれた顧客に贈られます。Tornabene氏は、USAAで得られたパフォーマンスデータにインサイトを加え、SAS R&D(研究開発)と協力して顧客特有のシナリオに基づく調整や最適化が可能な領域を特定しました。こうしたフィードバックは、他の銀行や保険会社が直面するシナリオに非常に有益でした。Tornabene氏からの貴重なフィードバックは、SASがリスク管理ソリューションを改善し、さらなる機能を追加していく上で、大いに役立ちました。USAAは、米国の軍人、退役軍人およびその家族を対象とした保険や金融商品を提供する米国の金融サービス会社です。

SAS Analytics Explorers Advocate Award(SASアナリティクス エクスプローラーズ アドボケイト アワード)


受賞者:DEGチームリスク担当プロダクトオーナー、Daniel Frank氏


この賞は、SAS Analytics Explorersプログラムをスキルやキャリア、ネットワークの拡大のために最も有効活用したSASの顧客に贈られます。Frank氏は、チャレンジを通じて得たインサイトやハンズオン・トレーニングなど、SAS Analytics Explorers( (リンク ») )に参加することでリスクチームのプロダクトオーナーとしての能力を高めてきました。特に有益な点として、具体例や関連コードといったSAS活用のヒントが得られます。DEG(ドイツ投資開発公社)は、開発途上国や新興市場における民間投資を対象とするドイツの開発金融会社です。

Community Uplift Award(コミュニティ アップリフト アワード)


受賞者:CPESN USAアナリティクスおよびレポーティング担当アシスタントディレクター、Monali Shenolikar氏


この賞は、SAS製品を活用して地域社会にインパクトをもたらした顧客に贈られます。米国初の臨床と統合された薬局のネットワークであるCPESN USAは、米国疾病管理予防センター(CDC)によって、地元薬局を通じて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を行う、連邦指定の小売薬局パートナーの1つに選定されました。CPESNチームにとっての難題は、2,000の薬局からワクチン接種に関するデータを収集してCDCから提供された特定のテンプレートでレポートを作成し、そのレポートを毎日、CDCのポータルにアップロードしなければならないことでした。CPESNはこうしたすべてのタスクにSAS® Enterprise Guide® にあるプロセスを導入しただけでなく、品質管理のチェックも実施して、ワクチン接種の正確なデータがCDCに確実に送信されるようにしました。

ROI Rockstar Award(ROI ロックスター アワード)


受賞者:American Electric Power


この賞は、SAS製品を活用して優れたビジネスメリットやROI(投資利益率)を実証した顧客に贈られます。全米最大の電力会社の1つであるAmerican Electric Power(以下、AEP)は、数百万の住宅や事業所に電力を供給しています。AEPには金利デリバティブ分析システムの参照レートを入れ替えるという大規模プロジェクトがありました。サードパーティのツールやソフトウェアに頼る代わりに、社内のリソースを使用してSASプログラムを開発することで、少なくとも年間50万ドルの経費を削減し、日常業務の手間を軽減しました。

Curious Thinker Award(キュリアス シンカー アワード )


受賞者:Pegasus Airlines( (リンク ») )


この賞は、SASの行動指針の1つである好奇心を体現した顧客に贈られるものです。トルコの代表的なLCC(格安航空会社)であるPegasus Airlinesは、過去3年、SAS Customer Intelligence 360( (リンク ») )を有効活用してキャンペーンを改善し、顧客とのコミュニケーションにおけるパーソナライゼーション強化を図ってきました。 利用客の旅行行動の分析に主眼を置き、最も効果的なチャネルを通じて、最適なタイミングで最も関連性の強いキャンペーンを適切な個人に戦略的に提供することを可能にしました。

SAS Support Communities Awardsの詳細および受賞者については、SAS Support CommunitiesのCustomer Recognition Awards Winnersページ( (リンク ») )をご覧ください。

*2024年5月29日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。
(リンク »)

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
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