1. はじめに
みなさん、こんにちは。
前回までは、Pythonライブラリの中で、ネットワーク機器を操作するsubprocess、telnetlib、netmiko、NAPALMについて説明してきました。これらのライブラリはネットワーク機器とのコミュニケーションを効率的に行うためのライブラリで、それぞれが異なる機能や特徴を持っています。
さて今回からは、Excelファイルを操作できるOpenPyXLライブラリについて説明します。OpenPyXLはPythonからExcelを直接操作でき、データ分析、自動レポート生成、データのバッチ処理など、多様なシナリオで活用できます。ネットワークエンジニアにとっても、ネットワーク機器の設定をまとめたり、そこからデータを取り込んだり、運用報告書を作成するなど、Pythonスクリプトを使ってExcelファイルの作成を自動化する際に、このライブラリは非常に便利です。
2. OpenPyXLライブラリ
OpenPyXLは、Excel 2007以降のファイル形式に対応した、Pythonライブラリです。このライブラリを使用することで、Pythonスクリプトから直接、Excelファイルを操作することが可能になります。Excel 2007のリリースによって導入されたMicrosoft Office Open XML (OOXML) 形式は、従来のバイナリ形式の.xlsファイルに代わる新しいファイル形式であり、.xlsx(スタンダードなスプレッドシート)、.xlsm(マクロを含むスプレッドシート)、.xltx(テンプレート)、.xltm(マクロを含むテンプレート)などが含まれます。XMLをベースにデータを格納するため、ファイルサイズが小さく、データの抽出やファイルの再構築が容易になるという利点があります。
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