NECは、株式会社とちぎテレビ及び宇都宮餃子祭り実行委員会の協力により、来る2024年11月2日に宇都宮城址公園で開催される「宇都宮餃子祭り2024(注1)」で実施するローカル5Gを活用したワイヤレスカメラによるリアルタイム映像配信において、複数種類のローカル5G端末と映像コーデック装置を使用したマルチベンダー環境下での実証を行います。
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<会場の様子(宇都宮餃子祭り2023)>
【背景】
ローカル5Gは、公衆網が圏外であるエリアや群衆により混雑する場所においても安定した通信が可能で、個別のニーズに応じて柔軟に専用の自営ネットワークを構築できます。昨今、ローカル5Gに対応した端末が市場に多数投入されてきたことで、利用者には、用途に適した機器の選定が難しいといった課題や、様々な機器を組み合わせて使用したいというニーズが高まっています。
【実施内容】
NECは、これまでも実証(注2)によりローカル5Gの有用性を確認してきました。今回の実証では、イベント会場(約100m×約150m)をローカル5Gネットワークエリア化し、ワイヤレスカメラに接続して映像データの圧縮を行います。また、ローカル5Gネットワークへ圧縮したデータを送信するローカル5G端末および映像コーデック装置を3種類(ネットワーク構成イメージ A,B,C参照)用意して、マルチベンダー環境を構築します。当日は、会場内を移動する3台のカメラからローカル5Gを利用して伝送した映像をイベント公式サイトでLive配信するとともに、会場内に設置したモニターへ投影し、リアルタイム、かつ安定した映像伝送に支障が無いかを検証します。
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<ネットワーク構成イメージ>
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<会場レイアウト>
なおこの取り組みは、各社のご協力のもとに実施します。
・株式会社とちぎテレビ:放送用機材(SONY製カメラ含む)/ネットワークの提供
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・ソニー株式会社:エンコーダ(CBK-RPU7)、デコーダ(NXL-ME80)、5G対応の無線通信機器(PDT-FP1)の提供
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・三信電気株式会社:モバイル映像伝送装置(LiveU LU800/LU2000)の提供
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・アストロデザイン株式会社:SRT伝送装置TR-5004の提供
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・宇都宮餃子祭り実行委員会
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【今後の展望】
NECは、この実証を通じて、お客様がローカル5G対応機器の特性や用途に応じて選定できる環境やニーズに合わせた柔軟なネットワークの提供を目指します。
また、今後もマルチベンダー環境の構築実績を積み上げ、ローカル5Gの用途をスポーツやイベント中継以外にも拡大するとともに、幅広い利用シーンに適した製品やサービスの拡充も行い、ローカル5Gの普及拡大に貢献していきます。
NECはDXに関して、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装に導くオファリングなど、End to Endのサービスを提供しています。さらに、従来型のSIerから「Value Driver」への進化を目指し、その価値創造モデルを「BluStellar(ブルーステラ)」(注3)として体系整理しました。業種横断の先進的な知見と研ぎ澄まされた最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導きます。
以上
(注1) 「宇都宮餃子祭り2024」の開催期間は2024年11月2日・3日となります。
(注2)過去の実証実施例
NEC、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」においてローカル5Gを活用したリアルタイム映像配信を実施
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共同テレビとNEC、生中継番組におけるローカル5G活用検証を実施
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(注3)
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「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導き、お客様を未来へ導く価値創造モデルです。 (リンク »)
<本件のお問い合わせ先>
NEC デジタルネットワーク統括部
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