当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高17億85百万円(前年同四半期比61.2%減)、営業損失1億30百万円(前年同四半期は営業利益2億70百万円)、経常損失2億62百万円(前年同四半期は経常利益2億12百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失2億円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益1億37百万円)となりました。
前年同四半期比で大幅な減収減益となりましたが、その主な要因は、当連結会計年度におけるプロジェクトの売上計上が、第4四半期連結会計期間に偏重していることによるものであります。当連結会計年度におきましては、都市型賃貸マンション等合計588戸の販売を計画しておりますが、当第1四半期連結累計期間につきましては、戸建・テラスハウス分譲9戸及び用地2件の売却となりました。都市型賃貸マンションにつきましては、当初計画通り販売はなく、全て第2四半期連結会計期間以降の販売予定となっております。また、当初計画では当第1四半期連結累計期間において、土地転売を1件予定しておりましたが、当該転売が10月の売上計上になったことも、減収減益の要因となっております。当社グループは都市型賃貸マンションの開発・1棟販売を主軸事業としており、竣工に伴う売上計上の時期や金額・利益率がプロジェクトごと、年度ごとに大きく異なることから四半期ごとの売上高や利益は毎年大きく変動いたします。また、連結子会社の株式会社ケーナインにつきましては、好調に推移しており、現時点では、グループ全体として、売上高・利益とも概ね期初計画通りに推移しております。
セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。
(不動産事業)
不動産事業につきましては、売上高は17億28百万円(前年同四半期比62.0%減)、セグメント利益は2億17百万円(前年同四半期比59.7%減)となりました。
このうち、不動産開発販売につきましては、戸建・テラスハウス分譲9戸及び用地2件の売却により、売上高は15億71百万円(前年同四半期比64.6%減)となりました。また、不動産仕入販売につきましては、中古マンションの買取再販及び中古戸建の買取再販がありませんでした(前年同四半期も計上無し)。その他不動産事業につきましては、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は1億57百万円(前年同四半期比38.8%増)となりました。
(ホテル事業)
ホテル事業につきましては、ホテルアジール東京蒲田の宿泊料等により、売上高は57百万円(前年同四半期比11.3%増)、セグメント利益は13百万円(前年同四半期比58.9%増)となりました。
【当四半期の財政状態の概況】
資産・負債及び純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末における財政状態については、総資産が前連結会計年度末に比べて44億53百万円増加した514億26百万円、負債が前連結会計年度末に比べて50億12百万円増加した369億20百万円、純資産が前連結会計年度末に比べて5億59百万円減少した145億5百万円となりました。
総資産の増加は、主として、現金及び預金が18億16百万円減少した一方で、積極的な用地購入により仕掛販売用不動産が58億24百万円増加したことによるものであります。なお、2024年9月26日に開示いたしました「賃貸用不動産の保有目的変更に関するお知らせ」のとおり、一部の有形固定資産15億85百万円を販売用不動産に振り替えております。
負債の増加は、主として、納税等に関する短期借入金が5億42百万円増加するとともに、用地購入に伴う長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が46億60百万円増加したことによるものであります。
純資産の減少は、主として、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上及び期末配当金の支払による減少によるものであります。
【連結業績予想について】
現時点では、2024年8月8日に開示いたしました当連結会計年度の通期連結業績予想につきましては、予想数値に変更はありません。
なお、当連結会計年度の都市型賃貸マンションにつきましては全て売却契約済ですが、当社グループにおける想定外の追加工事の発生や、建設資材の供給状況及び価格高騰等が工期や工事原価に与える影響並びに今後の金融環境等が販売面に与える影響等、不確定要素に十分留意し、連結業績予想の修正が必要な場合には速やかに開示いたします。
【開示資料】
・2025年6月期第1四半期 決算短信
・2025年6月期第1四半期 決算説明会資料
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