新型NOxセンサーが令和8年度愛知発明賞を受賞

NGK株式会社

From: Digital PR Platform

2026-06-25 14:15


 NGK株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)が開発した「耐被水性能を高めた厚膜積層型NOxセンサー」が、一般社団法人愛知県発明協会が主催する令和8年度愛知発明表彰で、「愛知発明賞」を受賞しました。

 愛知発明賞は、愛知県内で優れた発明や考案、意匠を生み出した技術者や企業を表彰し、地域産業の振興と科学技術の発展に寄与することを目的とした表彰制度です。

 当社のNOxセンサーは、自動車の排気管に装着され、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の濃度をppm(100万分の1)レベルの高精度でリアルタイムに測定できます。排ガス中のNOx濃度を検知して、排ガス浄化装置の制御や故障診断に使用されます。

 近年、各国で自動車排ガス規制が強化され、欧州を中心に実際の走行条件下で排ガスを評価する実路走行時排ガス規制(Real Driving Emissions:RDE)が導入されています。これにより、NOxセンサーには、エンジン始動直後からの正確なNOxの測定が要求されています。エンジン始動直後は、排気管内の水分が多い状態から急激に温度が上昇するため、NOxセンサーに急な温度変化による熱衝撃がかかりやすく、破損につながる課題がありました。
当社は、2017年に微細な孔を持つ多孔質保護層の形成技術をプラズマ溶射法で確立し、2022年には保護層の2層構造化により、水分が付着した状態でも性能を維持する耐被水性を向上させました。これにより、実走行条件下での安定した測定性能を実現しました。こうした過酷な環境でも高精度かつ高品質な測定を可能とする技術の実用化と自動車産業への貢献が評価され、今回の受賞に至ったものと考えています。

 本技術は、第72回大河内記念生産賞(※)を受賞するなど、生産技術および早期量産化の面でも高い評価を受けています。

 NGKグループは、2050年の未来を見据えた中長期ビジョン「NGKグループビジョン Road to 2050」で、カーボンニュートラルとデジタル社会分野への事業構成転換を目指しています。今後も自動車排ガス浄化技術で社会課題を解決し、モビリティ領域でのカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

■ 受賞概要
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授賞式の様子


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エンジン排ガス用NOxセンサー







関連情報
エンジン排ガス用NOxセンサー: (リンク »)
高温・高湿環境でも使用可能な高速応答CO2センサー: (リンク »)

※ 生産工学・生産技術の分野において、日本の産業の発展に顕著な成果を挙げた業績に授与される賞。

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