収入は実質+2.0%、消費は実質-3.3% ── 賃金が6か月連続で増えても家計が使わない理由を、公的統計と25,018人調査で検証

スペシャリスト・ドクターズ株式会社

From: DreamNews

2026-08-10 09:00

総務省統計局が8月7日に公表した家計調査報告(2026年6月分)で、二人以上の世帯の消費支出は1世帯あたり290,886円、実質前年同月比-3.3%となり、7か月連続のマイナスとなりました。

一方、勤労者世帯の実収入は1,013,986円で実質+2.0%。厚生労働省が8月4日に公表した毎月勤労統計でも、実質賃金は+1.6%で6か月連続のプラスです。

収入は増えているのに、消費は減り続けている。ライフプランメディア「IKIGAI TOWN」(運営:スペシャリスト・ドクターズ株式会社)編集部は、この乖離を自社の生活者調査と突き合わせて検証しました。


■ 収入と消費が、逆方向に動いている

・二人以上世帯 消費支出:290,886円/実質 -3.3%(名目 -1.5%)=7か月連続マイナス
・同 季節調整済 前月比:実質 -6.4%(3か月ぶりの減少)
・勤労者世帯 実収入:1,013,986円/実質 +2.0%(名目 +3.9%)
・実質賃金(毎月勤労統計):+1.6%(6か月連続プラス)


■ ただし、6月には特殊要因がありました

2026年6月は前年より日曜日が1日少なく、台風などの天候不順と低めの気温も減少要因として報じられています。実際、落ち込みが大きいのは交通-20.8%、被服・履物-19.9%で、外出や季節商材に直結する項目です。

単月の-3.3%を、そのまま「家計の防衛姿勢」と読むことはできません。それでも、マイナスは7か月続いています。天候も曜日配列も毎月変わりますが、方向は変わっていません。


■ 「使えない」のではなく「使い方が決まっていない」

では、収入が増えた家計はなぜ支出を戻さないのか。当編集部の生活者調査に、その手がかりがあります。

金融資産1,000万円以上の層に「人生が来年までなら、どちらを後悔するか」と尋ねたところ──

 「お金を使わなすぎた」 44.4%
 「お金を使いすぎた」  11.5%

貯めることに成功した層ほど、使わなかったことを悔いていました。その差は約4倍です(45~65歳・n=25,018)。

では、なぜ使えないのか。背景には「判断の前提が決まっていない」という状態があります。将来の生活費を一度も計算したことがない人、毎月いくらまで使ってよいかを把握していない人が、それぞれどれだけいるのか──

具体的な数字と、品目別の内訳、図表・CSVは、以下のリリース全文で公開しています。

▼ リリース全文(図表2点・出典付きCSV・CC BY 4.0)
(リンク »)

全文では次の内容を公開しています。
・「将来の生活費を一度も計算していない」層の割合(n=30,015)
・「毎月いくら使ってよいか把握していない」層の割合(n=19,862)
・お金を理由に我慢した経験の割合と、金融資産1,000万円以上との比較
・品目別の増減6項目(交通・被服・家具・飲料・外食・食料)
・図1「収入と消費の乖離」/図2「使わなすぎたと後悔する層」(PNG・SVG)
・公的統計と自社調査を並べた出典付きCSV


■ 調査概要

【公的統計】
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2026年6月分」(2026年8月7日公表)
厚生労働省「毎月勤労統計調査 2026年6月分結果速報」(2026年8月4日公表)
いずれも2026年8月8日時点で確認

【自社調査】
調査名:FP相談モニタープログラム「IKIGAI TOWN」 事前アンケート
調査主体:スペシャリスト・ドクターズ株式会社(IKIGAI TOWN 運営)
調査方法:インターネット調査(スクリーニング全数集計)
調査対象・調査人数:
・「使わなすぎた/使いすぎた」の後悔 45~65歳 n=25,018
・「毎月いくら使ってよいか」「お金を理由に我慢した経験」 n=19,862
・「将来の生活費の計算」 40~59歳 n=30,015
調査日:2026年1月期~7月期(実施時期は納品データのレコード日時に基づく)
初出発表日:2026年8月8日( (リンク ») にて公開)
※「使わなすぎた」44.4%は2026年7月28日に既発表

【留意点】
・回答者はお金・資産形成への関心が高い層が中心で、国勢調査ベースの代表サンプルではありません
・公的統計と自社調査は対象・手法が異なるため、合算や単一の数値化は行わず並記にとどめています
・本リリースは景気動向の予測を示すものではなく、特定の金融商品・保険商品の推奨を目的とするものでもありません


■ 引用・転載について

本リリースの数値・図表・CSVは、出典を明記いただければCC BY 4.0のもと、商用利用を含め自由に引用・転載・加工いただけます(事前連絡不要)。

出典:IKIGAI TOWN(総務省・厚生労働省の公表値と自社調査に基づく)
(リンク »)


■ IKIGAI TOWN について

「IKIGAIを見つけ、育て、幸せな人生を歩む」をコンセプトに、2026年4月より運営しているライフプランメディアです。家計・年金・保険・住宅ローン・相続・給付金について、公的統計の独自集計と延べ164,941件の生活者調査をもとに情報を提供しています。

・サイト: (リンク »)
・プレスリリース一覧: (リンク »)
・地域情報:全国815市区町村
・編集長:塩飽 哲生


■ 会社概要

商号:スペシャリスト・ドクターズ株式会社
所在地:〒105-6923 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23階
運営メディア:IKIGAI TOWN( (リンク ») )
本件連絡先:support@ikigai.town




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