はじめに
前回に続いて、2026年に公開された論文「Twenty years of Bigtable」に基づいて、2006に論文で公開されたBigtableの機能やアーキテクチャーが、その後の20年間にどのように進化してきたかを紹介します。今回は、前回説明したレプリケーション以外の機能追加をまとめて紹介します。
GoogleSQLによる検索処理
ユーザー視点での機能追加としては、GoogleSQLへの対応が挙げられます。現在のBigtableは、従来のクライアントSDKに加えて、GoogleSQLを用いた検索処理に対応しています。Bigtableに保存するデータはカラムファミリーとカラムで構造化されており、1つのカラムファミリーに大量のカラムを用意するなど、複雑なデータを柔軟に保存できます。GoogleSQLは、Google独自のSQL拡張ですが、マップ型やセット型などの「コレクション型」が用意されており、JSONやプロトコルバッファなど、Bigtableに保存された複雑なデータ構造から、必要なデータを効率的に取り出すことができます。
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