日立、独自開発のサーバ仮想化機構を発表--デュアルコアItanium 2ブレードサーバに搭載可能

ニューズフロント 2006年07月19日 21時14分

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 日立製作所は7月19日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」製品系列の新型ブレードサーバモジュールとして、デュアルコアインテルItanium 2プロセッサ9000番台を最大2個搭載可能な新モデル「BS1000」を発表した。ハードウェアベースのサーバ仮想化機構を標準搭載できる。8月31日に出荷を開始する。

 BS1000に搭載する仮想化機構は、日立が独自に開発した。チップセットで機能を提供するハードウェアベースであるため、「仮想環境で高性能かつ高信頼なシステムを可能にする」(日立)という。対称型マルチプロセッサ(SMP)構成のサーバ1台当たり、最大16個の論理パーティションに分割できる。

 複数の論理パーティションでリソースを共有する共有モードと、各リソースを1つの論理パーティションで占有する占有モードを備える。共有モードでは、稼働中に論理パーティション間のリソース割り当て比率を1%単位で変更できることから、業務負荷に応じた柔軟なリソース割り当てや、業務量の変動に応じた動的リソース割り当て変更が実行可能。占有モードは、共有モードに比べてリソース仮想化によるオーバヘッドを抑えられるので、性能重視のアプリケーションに適している。

 インテルの仮想化技術であるインテルバーチャライゼーション・テクノロジー(VT)と連携するため、サーバ仮想化環境の運用時にOSやアプリケーションを改変する必要がない。日立では「サーバ統合によるソフトライセンス費用や運用コストの最適化、リソースの利用率向上などにより、従来よりTCOを最大30%削減することが可能」としている。

 対応プロセッサは、デュアルコアインテルItanium2プロセッサ9050(動作周波数1.6GHz)、同9040(1.6GHz)、同9015(1.4GHz)。最大32Gバイトのメモリを搭載できる。対応OSは、Red Hat Enterprise Linux AS4.0およびWindows Server 2003 Enterprise Editionとなる。

 価格は、サーバ仮想化機構を標準搭載するモデルが228万9000円から、非搭載モデルが176万4000円から。非搭載モデルでは、10月31日よりHP-UX 11i V2にも対応する。

 また、日立は、仮想化システムの導入と運用を支援するため、新サービス「仮想システム設計・コンサルティングサービス」(価格は個別見積もり)と「プロダクトサポートサービス」(税込み月額1万3125円から)の提供を8月31日に開始する。

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