【EMCジャパン Tech Communityサイト】ソリューション活用例:コスト効率の高いアーカイブ

EMCジャパン株式会社

2012-05-30

■シングルファイルシステムが実現したアーカイブの常識を覆す最強ソリューション


多くの企業で長期的な保護やコンプライアンスの観点から情報資産のアーカイブ化が進む中、次第に導入後の課題が浮き彫りになってきています。特に最有力と目されていた従来型NAS製品は、RAIDの制約からその性能を十分に発揮できず、かえって負担を増大させています。


□アーカイブ環境が抱える課題
1. 過去のデータも低コストで効率的に管理し、必要なときにすぐに活用したい
2. 大容量化するデータすべてを高価なストレージには格納できない
3. システムの乱立によりストレージ管理の負担増加やサービスレベル低下が発生
4. 特定のストレージにアクセスが集中し、パフォーマンスが低下
5. 障害や劣化によるデータの長期保存への不安


上記のような従来のアーカイブが抱えている管理の複雑さ、可用性への不安などあらゆる課題の解決に幅広く応えているのが、「アイシロン スケールアウトNAS」です。以下では、独自の分散ファイルシステムOneFSによるシングルファイルシステムが実現する、革新的なアーカイブソリューションについて紹介させていただきます。


■【課題1】過去のデータも低コストで効率的に管理し、必要なときにすぐに活用したい


一旦終了したプロジェクトで使用しなくなった開発データも、製品のマイナー/モデルチェンジやプロジェクトの継続化などで再度そのデータが必要になることも。かといって、高価なストレージに使わないデータまで保存していたのでは、コストは増大する一途。保存に留まらないデータの活用において従来のストレージでは、下記のような課題が発生しています。


・CD、MO、DVD等メディアへの保管やテープバックアップとの併用、利用システム毎のNASへの格納等により、どこにどのデータがあるか、すぐにわからない。
・多数のシステムを横断的に利用しているためデータが分散しており、必要なデータを集めるだけで時間が相当かかる。
・各種メディアへ格納されたデータを使用するためには、復元作業が必要になり、使いたいときにすぐに使えない。
・ストレージを導入しデータの集約化を進めたが、使用頻度や重要度による階層管理や大容量化による増設に、予想以上に手間やコストがかかる。


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