開催場所: 東京
開催日: 2008-08-26
申込締切日: 2008-8-25
基幹システムの開発では高品質・低コスト・短納期が求められていますが、依然としてユーザーの要求を満足させるレベルにないように見受けられます。本セミナーでは、システム開発の担当者を対象に、システム開発現場の最新動向について講演いたします。
まず、有限会社ディービーコンセプト 代表 渡辺幸三氏より、システム開発における本質的な問題点とその解決方法について講演いたします。また、「システム開発の工業化」を目指す住友電工の品質管理の取り組みと改善効果について講演いたします。最後に、住友電工が開発した開発フレームワークを例に、生産性を高めるためのコツや教育方法を事例ベースでご紹介させていただきます。
<日時> 8月26日(火) 14:00~17:00
<会場> T's 東宝ビル別館 5F 貸ホール502
(JR線渋谷駅「東口」より徒歩5分)
<定員> 50名
<参加費> 無料
<プログラム>
基調講演
システム開発の最終兵器「オープンパッケージ」
有限会社 ディービーコンセプト 代表 渡辺 幸三 氏
分析・設計にこだわればデスマーチは減るという意見があります。実装にこだわれば事態は改善されるという意見もあります。それぞれ間違いではありませんが、現在のシステム開発のボトルネックは設計でも実装でもありません。ソースとモデルがオープンであるような業務システムパッケージ(オープンパッケージ)の欠落―それが本当の問題です。その必要性を説明するとともに、講師による開発計画をご紹介させていただきます。
セッション1
ソフトウェア部品による組立型開発と統計的品質管理の実践
住友電気工業株式会社 情報システム部
システム技術グループ グループ長 中村 伸裕
住友電気工業では「システム開発の工業化」を目指して、属人性を排除した設計手法の確立、部品組立型開発、統計的手法による品質管理を実践しています。その活動を効率的に進めるためには、「組織」としてプロセス改善に取り組み、QCD向上に向けた継続的なアプローチが重要です。ここでは、住友電気工業での取り組みについて、その内容とともに改善効果についても具体的な事例を挙げてご紹介させていただきます。
セッション2
開発フレームワークをうまく使いこなすには
住友電工情報システム株式会社 ビジネスソリューション開発部
フレームワーク技術課 課長 山下 哲郎
開発フレームワークをうまく使いこなすためには、その製品の特徴をとらえて設計・製造時にそれを如何に活かすかがかぎになります。部品組立型開発を実践し、javaによるWEBシステムの開発生産性を高めることのできる開発フレームワークである楽々FrameworkIIを例にとり、弊社内でうまく使いこなすためのコツと、SE、PGへの教育方法を事例ベースでご紹介させていただくとともに、製品についてのご紹介も行います。