開催場所: 東京
開催日: 2020-02-25
※クローズドな会につき一般のご参加はできません。申し訳ございません
2/25経産省別館にて、野村社長が産総研構想設計コンソーシアム会合にて話題提供いたします。
タイトル:
誰でも、知識労働から知能労働にシフトして創造性を発揮できるか?
~「人工知能が変える仕事の未来」評で頂いた宿題に「AIに勝つ!」で回答できて
いるか
概要:
まず、暗黙知をそのままキャプチャする深層学習の本質を眺め、
医師、弁護士の仕事は形式知と暗黙知が複雑に入り組んで絶妙な
バランスで遂行されるがゆえに、AIにとって最も代替困難な職種
であることを実感しましょう。ガソリンエンジンの設計などにも
暗黙知が働いているらしいですが、それを深層学習で置き換えられ
るでしょうか?
2018年10末に登場したBERTをはじめ、厖大な計算資源を要す
る機械読解が、転移学習、GANなどとともに、工学的になぜ筋が
良いのか、示します。ビッグデータの整備が必要な機械読解など
の分野で遅れが拡大しつつある日本のAI研究開発現状を憂慮しつ
つも、地道なデータ整備の必要性を訴え、技術者がデータサイエ
ンティストならぬ、データアーキテクト(その名に反して泥まみ
れになって生データと闘い整備する係)、データスチュアードとし
て奮闘すべきことを示唆します。
参考:
大内伸哉著:「AI時代の働き方と法―2035年の労働法を考える」
(リンク »)
神戸大・大内教授が、「人工知能が変える仕事の未来」について書いた書評:
(リンク »)