電子粉流体
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用語の解説
電子粉流体とは
(デンシフンリュウタイ)
電子粉流体とは、液晶に代表される表示材料(ディスプレイの中身となるもの)の一種で、2002年3月にブリヂストンが発表した高分子ポリマー微粒子のことである。
有機化合物に特殊加工を施した粒子は、粉でありながら液体のように高い流動性を持っている。
反射率、視野角、省電力性に優れ、応答速度は液晶をはるかに上回る。
動画の再生は従来の液晶に比べてもはるかに高精細な表示が可能になるとされている。
また、電子分流体ディスプレイは光反射によって表示するため、液晶のような偏光板(反射板・バックライト)が必要なく、超薄型化、ならびに低コスト化を見込むことができる。
加えて、曲がるフレキシブルディスプレイも実現可能となる。
基板に粉流体が沈積すればある程度保持されるため、紙にインクで描いたような記憶効果も期待できる。
電子分流体は液晶に変わる表示材料として、一般ディスプレイはもとより、携帯電話、PDA、ICカードへの組み込みから電子ペーパーなどへ広く用途が考えられている。
ブリヂストンは2004年10月、「電子プライスタグ」(電子値札)用ディスプレイとしての実用化の目処がたったと発表、本格的に電子ディスプレイ事業への参入へ乗り出した。
CNET Japan
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