MTU

用語の解説

MTUとは

(エムティーユー,)
MTUとは、ネットワークにおいて一度に通信することのできるパケットのデータの最大値のことである。
ネットワーク上では、データはパケットと呼ばれる単位に細分化してやり取りされている。 MTUが大きければ大きいほど、パケットとして分割される数が減るので、個々のパケットに与えられる制御信号を削減することができる。 そのため効率的なデータ伝送が可能になる。 MTUはネットワークの形式によってあらかじめ限界値が定められており、例えばEthernetではMTUは1500バイト、FDDIであれば4352バイトが上限となっている。 また、ネットワーク形式ごとのMTU範囲内において、実際に用いるMTUの値は任意に設定することが可能である。 比較的時代の古いOSは、MTUの値が低く設定されている場合があるため、古いOSでブロードバンド回線に接続するような場合にはMTUの値を設定し直すことによって通信速度の向上を見込むことができる。 ただし、通信エラーが頻繁に発生するようなネットワークにおいては、一度のエラーで失われるデータ量も少なくするためMTUの値を小さく設定した方が伝送効率が向上する場合もある。 MTUに対して、一度の通信で受信できるデータの最小値はMRU(Maximum Receive Unit)と呼ばれる。

用語解説出典   powered by. Weblio

CNET Japan

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]