地域IP網

用語の解説

地域IP網とは

(チイキIPモウ)

 NTT地域会社(NTT東日本とNTT西日本)のフレッツ・ISDNが利用するネットワーク。

フレッツ・ISDNでは、ユーザー宅から最寄りの収容局(電話局)までは通常の電話回線を使用し、収容局から地域IP網に入り、契約したISPに接続する。 地域IP網は収容局同士を接続したネットワークであり、名前の通りIPネットワークになる。 IPネットワークは、交換機を使った電話回線網と異なり、1本の回線に複数データを流すことができる。 そのため、長時間接続の際も回線を専有するのはユーザー宅から収容局までであり、回線効率がよく、コストを安く押さえることができる。 その代わり、地域IP網の中は伝送速度が保証されないベストエフォート型になる。 なお、NTT法によってNTT地域会社は県をまたぐ通信を禁止されているため、地域IP網も各県ごとに構築されている。

 通常のダイヤルアップ接続の場合、ISPは市外局番ごとにアクセスポイント設置する必要があった。 しかし、フレッツ・ISDNの場合、各県1カ所で地域IP網に接続するだけなのでアクセスポイントの維持構築コストを削減することができる。 そのぶんユーザーへの接続料金を安価に押さえているISPも多く、中には月額接続料400円のISPも存在する。 なお、フレッツ・ISDNでは、地域IP網を使用せず収容局から直接ISPに接続するサービスもあるが、収容局単位で接続を行なうことが非常にコストがかかるため、今のところ実施しているISPは存在しない。

 また、NTT地域会社が新しく始める「フレッツ・オフィス」は、この地域IP網を利用したサービスである。 企業のプライベートネットワークやサーバなどを地域IP網に接続するもので、VPNを構築することができる。 専用線を接続するタイプと、NTTの施設内にサーバを設置しEthernetで接続するタイプの2種類がある。 それぞれ地域IP網への接続料と専用線使用料/サーバ設置費用がかかるが、エンドユーザーは追加の費用はかからない。

 なお、地域IP網はフレッツ・ISDN専用ではない。 地域会社が提供予定のADSLサービス「フレッツ・ADSL」やFTTHにおいても利用されることになっている。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

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