シスコシステムズ 2006 年度第1四半期業績を発表

シスコシステムズ合同会社

2005-11-10 00:00

◇ 第1四半期売上高:65億ドル(前年比 9.7%増)

◇ 第1四半期純利益:13 億ドル(GAAPベース、初めてストックオプション費用2億2,800万ドル(税引き後)を含める)、前年同期11億ドル(プロフォーマ・ベースでストックオプション費用を含める)

◇ 第1四半期純利益:16億ドル(プロフォーマ・ベース)、前年同期15億ドル

◇ 第1四半期1株当たり利益:20セント(GAAP ベース、初めてストックオプション費用4セントを含む)、前年同期17セント(プロフォーマ・ベースのストックオプション費用を含む)

◇ 第1四半期1株当たり利益:25セント(プロフォーマ・ベース)、前年同期21セント



2005年11月9日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダーであるシスコシステムズ社以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼 CEO:ジョンチェンバーズ)は、本日、2005年10月29日を期末とする2006年会計年度第1四半期の業績を発表しました。

 2006年会計年度第1四半期の売上高は、前年同期の60億ドルから9.7パーセント増加し、65億ドルとなりました。なお、前年度第4四半期の売上高66億ドルに対しては、0.5パーセント減に相当します。

 一般会計基準(GAAP)ベースによる2006年会計年度第1四半期の純利益は、13億ドル(1株当たり20セント)でした。この数字には、財務会計基準書(SFAS)第123号(R)の実施に伴う、税引き後のストックオプション費用2億2,800万ドル(1株当たり4セント)が含まれています。2006年度以前の純利益には、ストックオプション費用は含まれていませんでした。これに対し、事前にシスコの財務諸表の脚注で開示されたプロフォーマ・ベースのストックオプション費用を含む、前年同期の純利益は11億ドル(1株当たり17セント)、前年度第4四半期は13億ドル(1株当たり20セント)でした。ストックオプション費用が反映されていない前年同期のGAAPベースの純利益は14億ドル(1株当たり21セント)、前年度第4四半期は15億ドル(1株当たり24セント)でした。

 2006年会計年度第1四半期のプロフォーマ(見積り)ベースの純利益は、16億ドル(1株当たり25セント)で、これに対し、前年同期のプロフォーマ・ベース純利益は、15億ドル(1株当たり21セント)、前年度第4四半期は16億ドル(1株当たり25セント)でした。

 今期、シスコは、KiSS Technology A/S、Nemo Systems, Inc.、Sheer Networks, Inc.を買収完了しました。

 「第1四半期はシスコにとって堅調な四半期となり、地域、市場部門、製品区分のほぼすべてにおいてバランスのとれた結果を残すことができました。特に、米国とアジア太平洋地域における業績の向上、製品ファミリの強化、コマーシャル市場が飛躍的な成長を遂げ、シスコの顧客部門の中でも最も成長の早い部門となったことに満足をしています。また、シスコの長期的な製品アーキテクチャ戦略が効果を上げはじめ、シスコの基幹製品とアドバンスト テクノロジーを組み合わせた統合ネットワーキング ソリューションを選択されるお客様が増えてきました。シスコのアーキテクチャ戦略は、ルータ・スイッチ製品をセキュリティ、エンタープライズ向けIPコミュニケーション、ワイヤレスといったアドバンスト テクノロジーと組み合わせることで、IT運用の効果的なスケールアップを実現させています。シスコは今後も、自社開発、買収、提携を組み合わせながら、革新の文化を育むことで、お客様のニーズの変化を察知し、競争上の大きな強みを伸ばしていく考えです」と、シスコシステムズ、社長兼CEO(最高経営責任者)、ジョン チェンバーズは述べています。


◆財務上の特記事項

◇営業活動によるキャッシュフローは、2006年会計年度第1四半期については14億ドルでした。これに対し、前年度同期は15億ドル、前年度第4四半期は24億ドルでした。

◇現金及び現金等価資産ならびに投資総額は、2006年会計年度第1四半期末において135億ドルで、これに対し、前年度第4四半期末では161億ドルでした。

◇ 2006年会計年度第1四半期中、シスコは、1億9,400万株の普通株を1株当たり平均18.03ドルで買い戻しました。買戻し総額は35億ドルでした。2005年10月29日の時点で、シスコは普通株17億株を1株当たり平均18.14ドルで買い戻し、回収したことになります。株式買戻し計画の開始以来の購入総額は、約307億ドルになります。

◇ 2006年会計年度第1四半期末における売上債権回転日数(DSO)は33日で、これに対し、前年度第4四半期末の時点では31日でした。

◇ GAAPベースの在庫回転率は、2006会計年度第1四半期では6.5で、これに対し、前年度第4四半期は6.6でした。プロフォーマ・ベースの在庫回転率は、2006年会計年度第1四半期では6.4でした。

 「今期もまた、財務上の長期的な3つの優先課題に重点的に取り組むことで、利益ある成長が持続し、競争上の大きな強みをもたらすことを裏づける結果となりました。今期、非GAAP(プロフォーマ)ベースの1株当たり利益は25セント、純利益は16億ドル、製品の粗利益率は68.5パーセントとなり、これらはすべて、シスコが大きな成長を遂げていることを明らかに示しています。シスコは今後もリソースを増やし、一年を通して引きつづき結果を出していく方針です」と、シスコシステムズ、CFO(最高財務責任者)デニス パウエルは述べています。


【ビジネス上の特記事項】

◆日本の特記事項

◇ ソフトバンクBB株式会社は、ブロードバンドによる番組放送やビデオ オンデマンド(VoD)といったアドバンスド動画サービスの提供を全国規模に拡大するため、「Cisco Carrier Routing System(CRS-1)」と「Cisco Catalyst(R)6500シリーズ 」スイッチを中心とするシスコのIP次世代ネットワーク(IPNGN)アーキテクチャの導入を拡大しました。


◆テクノロジー・マーケットの特記事項

◇ シスコの事業部門の1つであるLinksysとSkypeが提携し、自宅やオフィスにいながらSkypeのインターネット電話を利用できる、新しいコードレス ハンドセットを発売しました。

◇ シスコは、プッシュツートーク方式のさまざまな無線システムを、音声・映像・データ用デバイスなどの他の通信リソースと統合するために開発された、最新のエマージング テクノロジー「Cisco Internet ProtocolInteroperability and Collaboration System(IPICS)」を発表しました。

◇ シスコは、Internet Protocol(IP)電話の販売台数が全世界で600万台に達し、IPコミュニケーション市場で重要なマイルストーンを達成しました。

◇ シスコは、音声・スイッチ製品を通じて中小企業や中堅企業を支援する「Cisco Business Communications Solution」を発表しました。


◆その他の特記事項

◇ Intel Corporationとシスコは、無線LANの信頼性の向上、高品質サービスの提供、コンピュータとネットワークを組み合わせたセキュリティ脅威対策の実現に取り組むため、従来の提携を拡大しました。

◇ MCI, Inc.は、シスコの技術をベースとし、「Cisco CallManager」製品スイートを盛り込んだ「Managed IP PBX」を発売することにより、マネージドIPコミュニケーションの製品ラインナップをビジネス市場にまで拡大しようとしています。

◇ シスコは、ガルフコースト(メキシコ湾岸)地域を対象に3年をかけて多面的に実施する教育構想「21Sイニシアチブ」に4,000万ドルを投じて取り組むことを発表しました。まずはミシシッピーを対象に学校の復興・整備を行う予定です。

◇ シスコは、総額で最高11億米ドルをインドに投資する計画であることを発表しました。この発表は、世界経済の中でますます高まりつつあるインド市場の重要性を強調するものです。

◇ 社会責任活動に力を入れるシスコは、若者にITスキルを指導することを目的としたヨルダン教育プログラムの功績が認められ、国務省の栄誉ある「Awardfor Corporate Excellence(最高企業賞:ACE)」を受賞しました。また、初の「企業社会責任(CSR)レポート」を発行し、2004年度および2005年度における同社の健全な事業活動および社会投資計画の概要を明らかにしました。


【シスコシステムズ株式会社について】
 シスコシステムズ株式会社は、米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコシステムズは、より安全で快適なインタネットネットワーキング環境の提供と、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、基盤となるネットワークにインテリジェンスを組み込みネットワークの可能性を解放する、IIN(Intelligent Information Networks)を提唱していきます。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
(リンク »)


*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。
**当資料は、2005年11月9日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。
*** GAAPベースの純利益と非GAAP(プロフォーマ)ベースの純利益の調整、財務諸表は下記Webサイトよりご参照下さい。
(リンク »)


《本件に関するお問い合わせ先》
 シスコシステムズ株式会社 
  広報・渉外 前田、岡本
  TEL: 03-5549-6500 E-Mail: press-jp@cisco.com
   (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]