今後、両社は連携して、MySQLを利用した高度なソリューションを企業や公共機関に提供し、オープンソース・ソフトウェア(以下、OSS)市場の活性化を推進します。
【パートナー契約締結の経緯】
現在、LinuxなどのOSSは、コストパフォーマンスやセキュリティ面での優位性により、企業や公共機関のシステムに採用される例が増えています。NTTコムウェアは、OSSの機能や性能、適用範囲についての検証を通じた多くのノウハウと、OSSを用いたシステム構築で多数の実績を持っています。データベースなどのミドルウェア・レベルでもOSS利用を推進しており、MySQLについては、コスト面、性能面での優位性、世界中の企業での豊富な導入実績などに着目し、2004年の「MySQLビジネスフォーラム」設立に際しては発起人会社の1社として協賛しています。今後、企業、公共機関へのMySQL導入を推進するため、MySQL AB社とのパートナー契約締結に至りました。
【今後のビジネス展開】
本パートナー契約により、NTTグループの大規模基幹系システムの開発・運用をはじめ、国内で豊富なシステム構築実績をもつ、NTTコムウェアの技術力・ノウハウと、世界的に認知されているMySQL AB社の技術力の連携が実現します。NTTコムウェアは、MySQLを用いた技術コンサルティングから、運用・保守サービスと、高い性能要件や信頼性要件が求められるシステム構築を提供します。
【NTTコムウェアのオープンソース・ソフトウェアへの取り組み】
NTTコムウェアは、OSSを用いたシステム構築やサポートを行なうため、1999年、世界に先駆けて「Linuxセンター」を設立しました。2004年には「オープンソースソフトウェア推進部」を設立し、コンサルティング、教育から、システム構築、運用・保守サポートまで一貫して提供可能な体制を整え、「OSSトータルソリューション」を提供しています。また、2003年には米OSDL(Open Source Development Labs)へ参画し、産官学プロジェクト、地方NPOに参加するなど、業界・コミュニティ活動も精力的に行っています。今後も、Linux等のOSやMySQLを含むミドルウェア等のOSSを用いたシステム構築を推進するとともに、高度技術者を育成し、OSS市場の活性化を目指します。
【NTTコムウェアについて】
NTTコムウェアは、NTTコムウェア・グループ全体でIT技術者8,000人を擁し、ミッションクリティカルなNTTの基幹業務システムやネットワークシステムを、長年にわたり構築、運用してきた実績があります。その高い技術力と豊富な経験をもとに、お客さまのニーズに合わせた的確なITソリューションを提供します。
【MySQL AB社について】
MySQL AB社は、MySQLを中心としたプロダクトの開発、販売・技術サポートの提供を行っています。MySQLは、コマーシャル・ライセンスとオープンソース・ライセンス(GPL:GNU General Public License)のデュアル・ライセンス形態を有し、コミュニティと連携をとりながら高品質なプロダクト開発が実現されています。米Yahoo社、NASAなど既に世界の主要企業や団体で600万件以上の稼働実績を誇り、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)と呼ばれる総合的なオープンソース・ソフトウェア・スタックの一つとしても位置づけられている、世界で最も有名で利用実績の多いオープンソース・ソフトウェア・データベースです。
(*1)MySQL AB社とのパートナー契約の形態は、「Certified Platinum Partner」、
「Certified Gold Partner」、「Certified Silver Partner」、「Certified Partner」の4段階で定義されており、「Certified Platinum Partner」は最上位のパートナーレベルです。
<報道関係の方のお問い合わせ先>
NTTコムウェア株式会社
広報室 茶谷、鹿間、松村
Tel:03-5463-5779
E-mail:kouhou@nttcom.co.jp
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。