トヨタでは、このIMDSが日本市場における本格展開を始めた2002年7月より利用が開始され、利用者数は年々増加しています。本契約は、今後のトヨタのグローバルなビジネス展開と、それに伴う環境への取り組み強化に伴って再締結されたものです。今後見込まれる、国内外におけるトヨタ関連企業のIMDS利用者数やデータ利用量の拡大に対応可能なプランへの変更を行い、再度5年間の運用契約として締結されました。
環境における取り組みが強化されている今日、製品リサイクルのための材料情報管理や、製品に含まれる環境負荷物質の管理及び低減は、製造に携わる全ての企業にとって重要な課題となっています。トヨタでは環境課題に積極的に取り組んでおり、その中でEDSのIMDSは、システムを通じた情報収集・管理の手段として活用されており、取り組みの一端を支援しています。
■IMDSについて
2000年7月のEU指令により、自動車部品への環境負荷物質の使用禁止や有害物質含有部品の廃棄制限責任が各自動車メーカーに課せられました。それを受け、日本自動車工業会(JAMA)でも環境への取り組みが強化されてきました。こうした背景の中、EDSはドイツ自動車業界からの要請を受けて、部品の材料情報管理システム「IMDS」を提案。米自動車メーカーとの共同プロジェクトとして構築され、EU指令の施行に合わせ利用が開始されました。現在EDSが担っている役割は、システムの開発・管理・運用、ヘルプデスクサービス、研修サービス、導入コンサルティング、サービスの多言語化への対応など多岐に渡ります。2002年7月には「日本IMDSサービスセンター」を設置し日本のお客様へのサービスを拡充。現在では有害物質情報の収集システムに関して業界標準となっております。
■IMDSの歴史
1997年:ドイツ自動車製造業会(VDA)の依頼により、EDSドイツがIMDSを提案。
1998年:EDSドイツおよび欧州自動車製造メーカー8社との共同プロジェクトによりIMDSシステム構築に着手。
2000年:EU(ELV)指令の施行に合わせ、欧州・米自動車メーカーがIMDSを使用開始。
2002年:日本国内の自動車製造メーカーが参加、国内の自動車部品各社もシステムユーザーとして参加。同年、EDSジャパン内に日本IMDSサービスセンターを設置。
※IMDSは自動車業界における環境負荷物質削減の実現に対応可能なシステムとして日本自動車工業会(JAMA)会員の大半に利用されております。
用語解説
■EDS、ならびにEDSジャパンについて
EDS (ニューヨーク証券取引所:EDS) は40年以上前にITアウトソーシング・サービスの基礎を世界に先駆けて築いて以来、世界屈指のITサービス会社としてお客様にビジネス・ソリューションをお届けしています。現在、製造、金融、ヘルス・ケア、コミュニケーション、エネルギー、運輸、消費財、小売業界や官公庁など、世界各国にわたるお客様にITOやBPOの幅広いサービスを提供しています。また、2005年には200億ドル以上の売上を計上しています。詳細は(www.eds.com)をご覧ください。
EDSジャパンはEDSの全額出資会社として1986年に設立されました。関連会社ジャパンシステム株式会社と共に、金融、製造、自動車、小売/流通などの様々な企業・官公庁に対し、アウトソーシングならびにITシステム構築などのサービスを提供しています。EDSジャパングループの従業員数は約1,000名です。詳細は(www.eds.co.jp)をご覧ください。
■報道関係者お問い合わせ先:
EDSジャパン
マーケティング&コミュニケーション
杉田、小畑
Tel: 03-3797-8811/Fax: 03-3797-8815
株式会社パブリシス(EDSジャパンPR代理)
竹村、竹内
Tel: 03-5719-8901/Fax: 03-5719-8919
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