EDSジャパンは6月29日、東京都江東区にある施設でデータセンタ運用サービス「データセンター・サービス」を開始すると発表した。EDSジャパンの親会社である米Electronic Data Systems(EDS)が世界展開しているデータセンタサービスを、国内でも提供するもの。
同サービスは、セキュリティ対策やITIL準拠のサービス管理体制、事業継続計画(BCP)および災害復旧計画(DRP)支援、ストレージ拡張サービスなどの特徴を備えるという。これまで、世界約30カ国、100カ所以上でデータセンタを運用し、ストレージ容量1.9ペタバイト、サーバ6万5000台、300万台のPC監視といった実績がある。
EDSジャパンは、「コロケーション・サービス」を用意し、順次、ITインフラの運用監視や障害対応やサーバおよびネットワークの運用など遠隔地から実施する「マネージド・サービス」、「ホスティング・サービス」を提供していく。仮想化機能や従量課金制のオンデマンドサービスにも対応する。
なお、EDSジャパンが引用したIDC Japanの調査結果によると、2006年のデータセンタ市場は5930億円(前年比15.2%増)に達し、2010年には9854億円規模まで拡大する予測という。