文書ファイルをAdobe(R) PDFに変換するためのソフトウェアについても普及が進みつつありますが、ライセンスの費用がクライアントのユーザ数に応じて発生するため、企業で全社的に利用することが困難でした。
日立ソフトが開発したRenopulse(R)/Extension Clientは、サーバ側のRenopulse(R)/Server Library(※2)と連携して Adobe(R) Document Serverが持つPDF作成機能をクライアント側から呼び出して、Adobe(R) PDFに変換できるようにした製品です。Renopulse(R)/Extension Clientのライセンスはクライアント数に依存しませんので、全社レベルでのAdobe(R) PDFの活用を推進することができます。
Renopulse(R)/Extension Clientによる操作は極めて簡単です。マイクロソフト社のファイル管理ソフトのエクスプローラ上で対象ファイルを選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューからAdobe(R) PDFへ変換することができます。変換できるファイル形式はマイクロソフト社のオフィス製品 Word、Excel、PowerPoint(R)とPostScript(R)(※3)の4種類です。
さらにRenopulse(R)/Extension ClientはAdobe(R) PDFの変換の際に、印刷や編集の禁止、さらにファイルを開くためのパスワードの指定など、ファイルに関して一定の制限をかけ、さらに透かしやヘッダ・フッタを挿入することもできます。
これにより、情報漏洩防止の観点から、企業間は勿論のこと、企業内においても不可欠となった電子文書の安全なやり取りを簡単に実現することができます。
このRenopulse(R)/Extension Clientは同日販売開始するRenopulse(R)/Server Libraryに同梱し提供いたします。
さらに Adobe(R) Document Serverを利用して業務システムを開発する場合には、当社が提供するRenopulse(R)/Designer(※4)を利用してGUI操作で効率的に開発することができます。
また、 Adobe(R) Document Serverに加えてAdobe(R) Document Server for Reader(R) Extensionsライセンスを同時に利用頂いた場合、Renopulse(R)/Extension ClientでAdobe(R) PDFへの特権(Adobe(R) Reader(R)で一部のPDF編集機能を利用)付与機能も同時に利用できます。
アドビ社の代表取締役社長 石井 幹氏は、Renopulse(R)/Extension Clientの発表に際して、次のコメントを寄せています。
「Renopulse(R)/Extension Clientの提供、出荷開始を歓迎します。Renopulse(R)/Extension Clientの提供により、Adobe(R) Document ServerがもたらすAdobe(R) PDFの作成機能をクライアント側から呼び出し作成可能となるため、クライアントは簡単に、且つ情報漏洩防御した情報提供が実現できます。日立ソフトの強い技術力と周辺ソリューション開発力、また積極的な販売活動によって、より幅広いお客様に、Adobe(R) PDF、Adobe(R) Document Serverを提供できるものと確信します。」
日立ソフトは、直接販売および販社を通じた間接販売によってRenopulse(R)/Extension Clientを広くお客様にご提供して参ります。発売開始後1年間のRenopulse(R)/Extension Clientの販売目標数は500セットです。
日立ソフトは、アドビ社との協業を通して、Adobe(R)PDFをベースとした、企業向けのソリューションをRenopulse(R)シリーズとして掲げ、お客様にとって価値あるソリューションのご提案を今後も積極的に推進ことで更なる事業拡大を目指します。
Renopulse(R)/Extension Clientは、PDF変換機能を使用するクライアント環境へインストールします。このRenopulse®/Extension Clientは、PDF変換サーバ側のRenopulse(R)/Server Libraryと連携し、Adobe(R) Document Serverが持つPDF作成機能をクライアント側から呼び出して、Adobe(R)PDFに変換します。OfficeファイルをPDF変換する場合には、PDF変換サーバ側のMicrosoft(R)Officeの印刷機能を利用します。クライアント側に必要なライセンスは、Microsoft(R) Officeのライセンスのみであり、Renopulse(R)/Extension Clientはクライアント数によって費用が発生しません。
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日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
社長室(広報) 高野
TEL:03-5780-6450 FAX:03-5780-6455
E-mail:press@hitachisoft.jp
用語解説
(※1)Adobe(R) Document Server
さまざまなリソースのデータをもとにして、サーバ側で動的にAdobe(R)PDFを生成できるアドビ社のサーバソフトウェアです。2004年1月に販売開始し、既に多くの企業で「基幹業務システムからのAdobe(R) PDF自動生成」や「電子申請されたAdobe(R) PDFファイルから添付ファイルやXMLデータ抽出」、「Adobe(R) PDF文書にダイナミックに透かし文字を挿入しセキュリティ文書を作成」など、さまざまな用途に活用されています。
(※2)Renopulse(R)/Server Library
日立ソフトが提供するAdobe(R)® Document Serverを利用したシステムの開発、実行基盤です。Adobe(R) Document ServerとWebアプリケーションを連携させるためのライブラリを提供します。Renopulse(R)/Extension Clientは、このライブラリを利用してAdobe(R) Document Serverの機能を呼び出します。この度販売開始いたしますRenopulse(R)/Server Library03-00では、OfficeファイルをPostScript(R)へ変換する機能やWebサービス対応などを機能追加いたしました。
(※3)PostScript(R)
アドビ社が開発した高品位の印刷が可能なページ記述言語です。Adobe(R)Postscript(R)ドライバをインストールした環境では、印刷コマンドを持つ全てのアプリケーションからPostScript(R)へ変換できます。
(※4)Renopulse(R)/Designer
日立ソフトが提供するAdobe(R) Document Serverを利用した業務システム開発の効率向上を実現するGUIツールです。Adobe(R) PDFを操作生成する処理の流れを図式的に設計でき、Adobe(R) Document Serverにて実行した結果を即座に確認できます。この度販売開始いたしますRenopulse(R)/Designer03-00では、OfficeファイルからAdobe(R)PDFを生成するなどRenopulse(R)/Server Libraryのエンハンス機能をGUIで利用できる機能を追加いたしました。
■Adobe, Adobe Reader, PostScript, Adobe Document ServerおよびAdobe Document Server for Reader Extensionsは、Adobe Systems incorporated(アドビシステムズ社)の米国ならびに他の国にける商標または登録商標です。
■Microsoft, Windows, PowerPointは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
■ Renopulseは日立ソフトウェアエンジニアリング(株)の登録商標です。
■その他、掲載されている製品及び会社名はそれぞれ各社の商標または登録商標です。
■日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。
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