日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は、同社のコンテンツ運用支援ソリューション「MEANS(ミーンズ)」が提供する「MEANSファイルサーバスリム化ソリューション」を機能強化し、7月8日より提供開始すると発表した。
MEANSファイルサーバスリム化ソリューションは、企業内のファイルサーバから不要ファイルの候補を自動検索し、利用者に推奨表示して削除を促すことで、ファイルサーバの使用容量の節約を支援するソリューション。今回、ソリューションメニューに「共有ファイルサーバ整備・運用手順書」をベースとした簡易コンサルテーションを追加した。
このサービスでは、一般的な標準規格がなく、各企業が手探りで取り組んでいた電子ファイルの運用を、過去の実績や事例をもとに支援し、効率的に運用ルールを作成するという。
共有ファイルサーバ整備・運用手順書は、東京レコードマネジメントの協力により、日立ソフトが作成したドキュメント。東京レコードマネジメントが今まで手がけてきた事例をもとに、日立ソフトがMEANSのソリューション展開を通じて学んだ手法をファイルコンテンツの効果的利用手順を組み入れて調整しているとする。
項目としては、「共用ファイルサーバ整備・運用体制構築の手順」「整備作業の実施(重要・不要ファイルの選定)」「運用ルールの作成(ファイル命名ルール、分類ルール、フォルダルール、更新運用手順等)」「運用手順書の作成(アクセス制限、閲覧制限、セキュリティ対応等)」「共用ファイルサーバ運用(モニタリング、定期的棚卸の実施、トラブルリスクへの対応)」などについて、より具体的な実施方法が記載されているという。
また、システム側では、サーバ管理コンソールやファイル廃棄コマンドの追加、削除ポリシー設定GUIの改善も行っており、高度なスキルがなくても手軽に運用できるとともに、運用管理者の作業軽減を実現するとしている。
MEANSファイルサーバスリム化ソリューションの提供価格は、200万文書対応の1サーバライセンスで115万5000円より。