イーサネットスイッチ「ApresiaLight」シリーズに 新たに2機種をラインアップ

日立電線株式会社

2006-05-24 11:00

 日立電線株式会社は、イーサネットスイッチ「ApresiaLight」シリーズ*1,*2 の新製品として、電源供給が可能なダウンリンクポートを16ポート実装した「ApresiaLight216T-PoE」と、受電可能なアップリンクポートを2ポート実装した「ApresiaLight210-PD」を開発し、7月1日より販売を開始いたします。
 近年、企業内のネットワークでは、業務用データだけではなく、IP電話の普及等により音声データも通信されております。このため、ネットワークに障害が発生した場合、従来にも増して速やかに障害箇所を特定し復旧を行う必要がでてきております。そこで、ネットワークの末端で使用されることが多いデスクトップスイッチにおいても、ネットワーク管理者がスイッチの稼動状況をリモート監視で把握し、障害機器を特定したいといったニーズが高まっております。また、IP電話の普及等により事務所のレイアウト変更が容易に行えるようになっております。そのため、事務所のレイアウト変更等の際にネットワーク管理者が、デスクトップスイッチのQoS*3 やVLAN*4 等の設定をリモート操作によって容易に行える機能へのニーズが増してきております。
 当社では、2005年よりApresiaシリーズに比べ機能を絞り込み価格を抑えたApresiaLightシリーズを販売しております。今般このようなニーズを受けて、QoS、VLAN等の設定変更や、死活監視*5 をリモートで行うことができる「ApresiaLight216T-PoE」と、「ApresiaLight210-PD」の2機種を開発し、7月1日より販売を開始いたします。なお、2機種とも国際標準規格のユーザー認証方式であるIEEE802.1Xに対応しております。
 ApresiaLight216T-PoEは、幅約210mm、奥行き約297mmと、ほぼA4と同じサイズにPoE*6 給電が可能な16個の10Base-T/100Base-TXのダウンリンクポートと10Base-T/100Base-TX/1000Base-Tに対応するアップリンクポート1つを実装しており、デスクトップスイッチとして使用する場合でも限られたスペースに容易に設置が行えます。加えて、19インチラックに2台並べて設置することにより1Uサイズに32個の給電可能ポートを収容させることが可能です。
 また、ApresiaLight210-PDは、幅約210mm、奥行き約170mmとコンパクトな本体に8個の10Base-T/100Base-TXのダウンリンクポートと、PoE受電が可能な10Base-T/100Base-TXのアップリンクポート2個を実装しております。このため、ApresiaLight216T-PoEといったPoE給電スイッチと組み合わせることで、電源コンセント位置を気にせずに設置することが可能です。
 当社では、Apresiaシリーズに加え、ApresiaLightシリーズにおいても、ラインアップを強化することで、これまで以上にエンタープライズ向けイーサネットスイッチにおけるシェア拡大を図ってまいります。

用語解説

*1 イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*2 Apresiaは、日立電線株式会社の登録商標です。
*3 QoS(Quality of Service)は、ネットワーク上で特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保証する技術のことです。
*4 VLAN(Virtual LAN)は、企業ネットワークにおいて、物理的な接続形態とは別に、仮想的な端末構成をグループ化する技術です。
*5 死活監視とは、ネットワーク管理者が、リモート監視でスイッチの稼動状態を把握できる機能です。
*6 PoE(Power over Ethernet)は、イーサネットの配線に使用されるケーブルを通じて電力を供給する技術で、IEEE(米国電気電子技術協会)のIEEE802.3afで標準規格化されています。

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