当社では、2005年よりApresiaシリーズに比べ機能を絞り込み価格を抑えたApresiaLightシリーズを販売しております。今般このようなニーズを受けて、QoS、VLAN等の設定変更や、死活監視*5 をリモートで行うことができる「ApresiaLight216T-PoE」と、「ApresiaLight210-PD」の2機種を開発し、7月1日より販売を開始いたします。なお、2機種とも国際標準規格のユーザー認証方式であるIEEE802.1Xに対応しております。
ApresiaLight216T-PoEは、幅約210mm、奥行き約297mmと、ほぼA4と同じサイズにPoE*6 給電が可能な16個の10Base-T/100Base-TXのダウンリンクポートと10Base-T/100Base-TX/1000Base-Tに対応するアップリンクポート1つを実装しており、デスクトップスイッチとして使用する場合でも限られたスペースに容易に設置が行えます。加えて、19インチラックに2台並べて設置することにより1Uサイズに32個の給電可能ポートを収容させることが可能です。
また、ApresiaLight210-PDは、幅約210mm、奥行き約170mmとコンパクトな本体に8個の10Base-T/100Base-TXのダウンリンクポートと、PoE受電が可能な10Base-T/100Base-TXのアップリンクポート2個を実装しております。このため、ApresiaLight216T-PoEといったPoE給電スイッチと組み合わせることで、電源コンセント位置を気にせずに設置することが可能です。
当社では、Apresiaシリーズに加え、ApresiaLightシリーズにおいても、ラインアップを強化することで、これまで以上にエンタープライズ向けイーサネットスイッチにおけるシェア拡大を図ってまいります。
用語解説
*1 イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*2 Apresiaは、日立電線株式会社の登録商標です。
*3 QoS(Quality of Service)は、ネットワーク上で特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保証する技術のことです。
*4 VLAN(Virtual LAN)は、企業ネットワークにおいて、物理的な接続形態とは別に、仮想的な端末構成をグループ化する技術です。
*5 死活監視とは、ネットワーク管理者が、リモート監視でスイッチの稼動状態を把握できる機能です。
*6 PoE(Power over Ethernet)は、イーサネットの配線に使用されるケーブルを通じて電力を供給する技術で、IEEE(米国電気電子技術協会)のIEEE802.3afで標準規格化されています。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。