E3はITマネジメント・ソリューションプロバイダとして、HP OpenViewをはじめとした運用管理ソフトウェアの販売・サポート・構築業務を主力事業とし、MKIはシステムの企画・開発・運用までをトータルに提供する総合情報サービスカンパニーです。特にMKIのSystem Management Center(SMC)は、同社のIDC(Internet Data Center)を基盤にした付加価値の高い運用サービスであり、サービス開始以来、顧客から高い評価を得ています。
今回の業務提携の背景には、特に運用管理分野において、顧客ニーズがますます複雑化・高度化してきていることがあります。また、ITIL(IT Infrastructure Library)の導入や、個人情報保護法対策をはじめとするセキュリティの整備、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に代表される新しいテクノロジー/アーキテクチャへの対応など、2005年が企業のIT戦略において大きな変革の年になるという期待もあります。
E3とMKIの両社は、市場におけるこのようなIT環境の変化に迅速に対応するには、お互いの強みを持ち寄り、顧客ニーズにより幅広く、柔軟かつタイムリーに対応できる体制が必要と判断し、今回の業務提携に合意しました。
E3の持つ運用管理システム構築ノウハウと、MKIが顧客システムの運用経験の中で培ってきたマネジメントノウハウおよび豊富なリソースを組み合わせ、運用管理の企画・設計からツールのデリバリーを含めた構築・運用管理業務のアウトソーシングまでをワンストップで提供します。具体的な提携内容は以下のとおりです。
・E3が持つ運用管理ツールのサポート/構築ノウハウと、コンサルティングから運用まで一貫して実施できるMKIのトータルソリューションノウハウを結集します。
・これにより、大規模運用管理システムのコンサルティング・構築・運用が出来るサービスプロバイダへの転換を図ります。
・MKIのアウトソーシングノウハウとE3のプロダクトラインアップを融合した新規サービスの開発を行います。
この提携によってエンドユーザに対し、より付加価値の高いシステム構築・サービスを展開していきます。
まずはE3の主なパートナー企業に対して本提携のメリットをアピールし、需要の高まるITIL関連、セキュリティ関連の受注活動を支援します。
また、今回の業務提携をファーストステップと位置づけ、両者のシナジーを最大化するためのワーキンググループも設置し、「ITマネジメントのリーディングプロバイダ」を目指します。
E3ネットワークス株式会社 代表取締役社長 石黒太郎のコメント
「当社は、今回の業務提携がE3・MKI双方の顧客に大きなメリットをもたらすだけでなく、そのシナジーによって、両者のビジネスチャンスが大きく広がることを期待しています。MKIの経験豊かなプロフェッショナル集団と彼らの持つ運用ノウハウ、さらにはIDCを基盤とするファシリティをフルに活用することで、当社のパートナーやエンドユーザからの幅広く、細かな要求にタイムリに応えられる体制がようやく整いました。これにより、当社はITILが提唱するネットワークシステムの運用管理領域における、ユニークな『統合ITマネジメントサービスベンダ』を目指します。」
三井情報開発株式会社 代表取締役社長 増田潤逸のコメント
「当社は、これまでIDCを軸にインフラ運用・アウトソース事業をインフラビジネスとして独自に展開してきました。HP OpenViewに代表される監視パッケージをベースとし、一般マーケット向けに事業展開しているE3と業務提携する事により、拡販推進体制の強化と付加価値の高いワンストップフルサービスの提供を加速させる事を目指しています。この業務提携により当社におけるインフラビジネス事業を新たな当社ビジネスの柱として、更に飛躍させたいと考えています。」
■E3ネットワークス株式会社について
E3ネットワークス株式会社は、三井物産株式会社のIT戦略子会社として、2001年4月に設立されました。HP OpenViewをはじめとするITマネジメント・ツールの販売を中心に、ネットワーク/システム運用管理に特化したサービス/コンサルティングを提供するソリューション・プロバイダーです。
■三井情報開発株式会社について
三井情報開発株式会社は、1967年 三井物産株式会社の情報システム部門から分離独立し設立されました。豊富なシステム開発、運用実績の積み重ねによりお客様との信頼関係を築いており、ITソリューション事業・バイオサイエンス事業、シンクタンク事業を展開しつつ、それぞれの事業のシナジー効果による高付加価値サービスを提供するトータルソリューション・サービスプロバイダーです。
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