三井物産セキュアディレクション(MBSD)と、サイバーテックは10月31日、これまでMBSDが行ってきた、米Xpriori製XMLデータベース「NeoCoreXMS(ネオコア・エックス・エム・エス)」の日本国内総販売店事業を、同日をもって、サイバーテックに一括譲渡することで合意したと発表した。
サイバーテックは、同じくXMLデータベース製品の「Cyber Luxeon(サイバーラクセオン)」の研究開発、保守サポート、販売を行っている。現在、国内での販売が500ライセンスを超える「NeoCoreXMS」事業を譲り受けたことにより、日本におけるXML専用データベース市場の約半数のシェアを同社の扱う製品で占めることになるという。
サイバーテック、代表取締役社長の橋元賢次氏は、「Cyber Luxeonは、DOMオブジェクト型で更新系、受託開発系に特に向く。NeoCoreXMSはテキストストア型で、文書管理や検索を重視するシステムに適している。同じXMLデータベースでも、得意分野が異なる2つの製品を扱える強みを生かし、ユーザーの業務分野に最もふさわしい製品を提供できる体制が整った」と述べた。
サイバーテックでは、MBSDにおいてNeoCoreXMSの技術関連業務を行っていたスタッフを引き継ぐという。今後、サイバーテックは事業リソースを、「Cyber Luxeon」「NeoCoreXMS」の両XMLデータベースの研究開発、保守サポート、販売に集中する。