三井物産セキュアディレクション(MBSD)は3月9日、ウェブアプリケーションの脆弱性検査ASP「WebSec ASPサービス」を4月16日より提供開始すると発表した。ブラウザから、ウェブアプリの開発工程中いつでも利用でき、脆弱性修正後の再検査もそのつど行える。
最近はSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、ウェブアプリの脆弱性を突いた情報改ざんや個人情報流出が社会問題化している。しかし開発企業では専門の検査担当者を確保しにくく、開発工程との調整も困難なため、リリース後も脆弱性が残る事例が多いという。
WebSec ASPサービスでは、MBSDの職員による手動検査サービス「WebSecセキュリティサービス」で蓄積したノウハウを利用し、ブラウザベースで自動検査を提供する。専用アプリケーションソフトなどの導入は不要。MBSDのコンサルタントの知識をもとに、最新の脆弱性への対応など更新を随時実施する。
料金は年間契約の場合で初期費用が15万円、年間費用が360万円。スポット契約は初期費用、情報管理費用が各15万円、月次費用が80万円とする。MBSDでは3年間で100社との契約を目指す。