ウェブアプリの脆弱性をウェブアプリで検査--三井物産子会社が開発者向けASP

ニューズフロント

2007-03-09 16:37

 三井物産セキュアディレクション(MBSD)は3月9日、ウェブアプリケーションの脆弱性検査ASP「WebSec ASPサービス」を4月16日より提供開始すると発表した。ブラウザから、ウェブアプリの開発工程中いつでも利用でき、脆弱性修正後の再検査もそのつど行える。

 最近はSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、ウェブアプリの脆弱性を突いた情報改ざんや個人情報流出が社会問題化している。しかし開発企業では専門の検査担当者を確保しにくく、開発工程との調整も困難なため、リリース後も脆弱性が残る事例が多いという。

 WebSec ASPサービスでは、MBSDの職員による手動検査サービス「WebSecセキュリティサービス」で蓄積したノウハウを利用し、ブラウザベースで自動検査を提供する。専用アプリケーションソフトなどの導入は不要。MBSDのコンサルタントの知識をもとに、最新の脆弱性への対応など更新を随時実施する。

 料金は年間契約の場合で初期費用が15万円、年間費用が360万円。スポット契約は初期費用、情報管理費用が各15万円、月次費用が80万円とする。MBSDでは3年間で100社との契約を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]