テレコム、モバイルおよび組込み市場向け組込みLinuxのリーディング プロバイダであるMontaVista Software, Inc.,(以下、モンタビスタ)は、本日、Linuxに完全なSDIO機能を提供する、新しいオープンソース プロジェクトを創設することを発表しました。Atherosが開発した豊富なコード ベースを活用し、コミュニティ内での共同作業を行うことにより、様々なSDIOホスト コントローラおよびデバイスをサポートする柔軟性を維持しながら、高性能スループットを達成するアーキテクチャに依存しないオープンソース ソリューションの提供が可能となります。
モンタビスタは、コミュニティの最新の標準をサポートするため、幅広いオープンソースの専門技術とハードウェアの経験をAtherosのSDIOコードに適用します。Linuxコミュニティへの参加により、迅速な問題解決と優れた全体的な設計で、より堅牢で完全なソリューションを導きます。初期成果の一部として、モンタビスタはLAN(WLAN)およびSD/MMCカード サポートを統合する予定です。このプロジェクトでは、SDIO APIフレームワークが使用可能になり次第、SDIOスタックを主流のLinux-MMCコードに統合できるようにします。それまで、モンタビスタは、SDIO-linuxというSourceForgeプロジェクトを開設して、コミュニティに対してSDIOスタックを提供します。
「MontaVistaとAtherosのSDIOスタックは、モバイル機器ベンダにとって重要な差別化要素であり、強力な付加価値です。」とモンタビスタのCTO、Jim Readyは述べています。「当社は、これにより、モバイル機器用の事実上の標準OSとして、MontaVista Linuxの優位性を拡大するものと確信しています。」
スタックには、ホストおよびバス コントローラ用のドライバ、SD/MMCメモリ カード、SDIO-bluetoothおよびAtherosのWLANドライバも含まれます。このスタックは、MontaVista Linuxの機能を拡張し、Bluetooth、GPS、WiFi、スキャナおよびモデムなどのSDIOペリフェラルに加え、SDおよびMMCメモリ カードのシームレスな統合を可能にします。
「Atherosは、モンタビスタとの提携により、低電力で高性能なWi-FiソリューションをLinuxオープンソース コミュニティにもたらし、先進のワイヤレス機器開発のために、コミュニティ内の膨大な知的リソースを活用することを可能とします。」とAtherosのモバイルワイヤレス担当、Vice President兼General Manager、Sam Endy氏は語っています。「Linuxを使用することで、携帯電話や携帯用コンシューマ機器のメーカは、新しい種類のWi-Fi機能付きのハンドヘルド製品をより容易に開発することができます。」
このスタックは、Mobilinux 5.0とともに商用製品として初めて提供されるものであり、2007年の後期に発表される予定です。
モンタビスタソフトウエアについて
モンタビスタは、通信、モバイルおよび組込み市場に対応した組込みLinuxのリーディングプロバイダです。モンタビスタでは、システム設計者が多岐にわたるネットワーク対応のインテリジェント機器、通信用インフラストラクチャの革新的な開発ができるよう、柔軟性が高く、オープンで完全なオペレーティングシステムを提供しています。
モンタビスタは、米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、15カ国に拠点を置いています。詳しくは、 www.mvista.com をご覧ください。
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc. の100%出資日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。
詳しくは、www.montavista.co.jpをご覧ください。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。MontaVistaは、MontaVista Software Inc.の登録商標です。その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マークです。
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