当社は、主幹業務である通信専門のソフトウェア開発で培った技術力を活かし、デジタル化、ネットワーク化した家電製品による新しいホームネットワークの創造に貢献するため、「alpha Media Link SDK」により、DLNAガイドライン対応製品の短期かつ効率的な開発をサポートいたします。
1.製品の特長
(1)複数のデバイスクラス を1パッケージで提供
従来のDLNAソフトウェア開発キットでは、1デバイス単位で提供されるケースが多く、ユーザが1つのデバイスを開発する場合、試験目的としてDLNA製品を別途購入する必要が生じていました。alpha Media Link SDKには、複数のDLNAデバイスクラスが含まれており、ユーザは1つのデバイスを開発する際に、alpha Media Link SDKに含まれる他のDLNAデバイス機能を用いて、様々なユースケースに応じた相互接続の確認を行うことができます。
例えば、開発したデバイスがDMR の場合、Linuxをインストールした2台のパソコンに本製品に同梱しているDMS ,DMC のサンプルアプリケーションを各々インストールすることにより、DMCが制御してDMSに蓄積されているコンテンツをDMRに配信して再生するといった接続確認が行えます。
(2)既存ソフトウェア・ハードウェア資産を活用できる実装インターフェース
alpha Media Link SDKは様々なソフトウェア部品から構成されており、DLNAガイドラインで規定されているDMS、DMR、DMCといったデバイスクラスレベルでのソフトウェア部品のみならず、その中で利用されるデコードシステムやレンダリングシステムといった、サブシステム単位での実装可能なインターフェースが定められています。これにより、お客様が既に所有しているアプリケーションソフトウェア・ハードウェア資産をalpha Media Link SDKのソフトウェア部品に接続することができます。
(3)サンプルアプリケーションのバンドル
alpha Media Link SDKには、APIを用いたサンプルアプリケーションがバンドルされています。ユーザは、サンプルアプリケーションを起動して動作を確認しながら、ソースコード、プログラマーズガイドといった解説書を合わせて読むことができるため、製品開発に必要なAPIの使用方法を分かりやすく学習することができます。
2.展示会への出展予定、体験版CDの配布
次の展示会の当社ブースにおいて、alpha Media Link SDK のデモを展示いたします。
□ 5/16(水)~18(金) 東京ビッグサイト「組込みシステム開発技術展」
□ 6/6(水)~7(木) 大阪市マイドームおおさか「Embedded Technology West 2007/組込総合技術展 関西」
展示会では、今回発売するalpha Media Link SDK に含まれるDMS,DMR,DMCの各アプリケーションをKNOPPIXにバンドルした新バージョンの体験版CDを配布いたします。また、弊社Webサイトからのダウンロードサービス、郵送サービスもご用意しています。
3.今後の展開予定
現在、追加機能の開発を進めており、DMP 及びDeviceCapability(+PU+、+DN+、+UP+)については、製品化作業終了後に順次リリースする予定です。
なお、本製品の販売開始による今期の業績等に与える影響はございません。
「alpha Media Link SDK」に関するお問い合わせ先
〒211-0053 神奈川県川崎市中原区上小田中6丁目6番1号 中原テクノセンター1号館
株式会社アルファシステムズ 経営企画本部 技術推進部 alpha Media Link SDK担当
Tel:044(738)4125 FAX:044(738)4162 E-Mail:dlna@alpha.co.jp
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本プレスリリースに関するお問い合わせ先
〒150-0022 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 シオノギ渋谷ビル12 階
株式会社アルファシステムズ 経営企画本部広報室 亀山
Tel:03(3486)5111 Fax:03(5466)7755 E-Mail:ir@alpha.co.jp
用語解説
・DLNA
Digital Living Network Alliance。AVコンテンツを取り扱うデジタル機器間の相互接続仕様を策定する標準化団体である。
・複数のデバイスクラス
alpha Media Link SDKには、Digital Media Server (DMS), Digital Media Renderer (DMR),Digital Media Controller (DMC)の
3デバイスが含まれます。
・DMR(Digital Media Renderer)
音量調整、コンテンツ再生を行う。
・DMS(Digital Media Server)
コンテンツの公開、配信を行う。
・DMC(Digital Media Controller)
DMS,DMRの検出、ディレクトリ検索(Browse)、メタデータによる検索(Search)、コンテンツプロパティ取得を行う。
・DMP(Digital Media Player)
コンテンツソースDMS選択、ディレクトリ検索(Browse)、メタデータによる検索(Search)、コンテンツプロパティ取得、音量調整、
コンテンツ再生を行う。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。