ネットワーク・アプライアンス Oracle社の「Oracle VM」に対応し、仮想化インフラを強化

ネットアップ株式会社

2007-11-21 12:00

2007 年 11 月 12 日(米国カリフォルニア州サニーベール発) - Network Appliance, Inc.(ネットワーク・アプライアンス社、以下ネットアップ、NASDAQ:NTAP)は本日、Oracle(r) VMへの対応を発表しました。Oracle VMは、サーバーの仮想化を通じて企業のITリソースの効率化とコンピューティングコストの削減を可能とし、エンタープライズ・クラスの仮想化環境への対応を実現させるソリューションです。


Oracle VMは、高速で拡張性に優れた低コストのサーバー仮想化ソフトウェアで、オラクル社製ではないアプリケーションにも対応しています。ネットアップは、顧客の仮想化環境に最適なストレージ・ソリューションの提供によって、Oracle VMを補完および強化します。


企業のITシステムは従来、アプリケーションごとに導入されているため相互の連携がなく、規模が拡大するにつれ管理が困難になってしまいます。これに対してオラクルとネットアップは、グリッドコンピューティングと仮想化技術の利点を組み合わせ、エンタープライズ・クラスのインフラを提供する戦略を掲げています。両社のソリューションによって共有リソースをプールすることで、ビジネス環境の変化に迅速に対応し、あらゆるビジネスおよびミッションクリティカルなアプリケーションとデータベースに向けた、柔軟で最高の可用性を備えたインフラを実現することができます。


Oracle VMは、同じ物理サーバー上に複数の仮想マシンを構築して管理することで、各仮想マシンが独立した物理サーバーであるかのように動作できるようにします。各仮想マシンは、それぞれの仮想CPU、ネットワーク・インターフェース、ストレージ、そしてオペレーティング・システムを持ちます。Oracle VMを利用することで、あまり利用されていない多くの小型サーバーを簡単に統合し、既存リソースの利用効率を高め、ビジネスの変化に迅速に対応しながら、定期的なダウンタイムや全体的な管理コストを削減できます。


ネットアップのデータ管理ソフトウェア「Data ONTAP(r)」は、プロセスの合理化および簡易化により、性能を低下させることなく、バックアップとリストア、アプリケーションの可用性向上、そしてデータ保護に必要な時間を短縮します。さらに、ネットアップのシンプロビジョニング、Snapshot(tm)、および重複排除機能により、データ管理が簡易化され、ITリソースの生産性と柔軟性、ストレージの利用率、さらにはストレージ効率が大幅に高まり、データセンター環境における必要な電力、スペース、および冷却コストが削減されます。


ネットアップとオラクルは、仮想化環境の実現に向け、最も柔軟で弾力性に優れ、かつ効率的なITインフラを提供し、サーバーとストレージの利用率の向上、管理の簡易化およびコストの削減を実現します。ネットアップのストレージとオラクルのサーバー仮想化ソリューションの組み合わせにより、さまざまなアプリケーションを導入できるだけでなく、NAS(ネットワーク接続ストレージ)、FC SAN(ストレージエリアネットワーク)、およびIP SAN環境用の統一された柔軟なITインフラを構築することができます。


オラクル社Linuxおよびオープンソース製品マーケティング担当シニアディレクター、モニカ・クマール氏のコメント:
「ネットアップのストレージシステムとOracle VMの組み合わせは、当社の顧客にとって理想的な仮想化プラットフォームとなります。協業の拡大にともない、両社は共通の顧客に対し、仮想化インフラによりIT管理の簡易化と既存システムの利用効率向上を実現するソリューションの提供に努めてまいります」。


ネットワーク・アプライアンス社ソリューションマーケティング担当バイスプレジデント、パトリック・ロジャーズのコメント:
「ネットアップとオラクルは、確固たる協力関係を通じて、コストと複雑さを低減する革新的な技術の開発に成功しました。オラクルは、Linux(r)の長所を生かしたデータセンター作りを推進してきました。オラクルとネットアップのサーバーおよびストレージ仮想化技術を組み合わせることで、両社の顧客は仮想化環境の利点を自動的に活用できるようになり、迅速なシステム拡張、機敏なアプリケーション、そしてシステム依存からの解放という恩恵を享受できます」。


以上


オラクル環境向けのネットアップソリューションの詳細については (リンク ») をご覧ください。ネットアップは、Oracle PartnerNetworkにおけるCertified Advantage Partnerです。


Oracle PartnerNetwork について
Oracle PartnerNetworkは、オラクル製ソフトウェアに基づく革新的なソフトウェア・ソリューションを提供するグローバル・ビジネス・ネットワークで、1万9,500社以上のパートナー企業が参加しています。パートナー企業は、このネットワークを通じてオラクルの優れた製品、教育、技術サービス、マーケティング、および営業サポートにアクセスすることにより、今日のグローバル経済で成功するために必要なリソースを利用することができます。オラクルのパートナー企業は、世界最大のエンタープライズ・ソフトウェア会社であるオラクル社のサポートにより、お客様に最先端のソリューションを提供します。製品や技術に精通しオラクル社との業務に意欲的に取り組むパートナー企業は、Oracle Certified Partnerとして、より高いレベルのサービス、サポート、トレーニング、認定をオラクル社から受けることができます。( (リンク ») )


NetAppおよびData ONTAPは登録商標であり、Network Appliance、StoreVaultは米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Inc.の商標です。その他のすべてのブランド名や製品名は、それぞれを所有する企業の商標または登録商標であり、法律によって保護されています。
Oracleはオラクルコーポレーション及びそのその子会社、関連会社の登録商標です。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]