複数のサービスネットワークを統合し、ネットワークの構築・運用コストを低減する 「ネットワーク・コンソリデーション」を提案~ネットワーク・パーティションにより実現~

アラクサラネットワークス株式会社

2008-06-06 00:00

アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長 和田宏行 以下アラクサラ)は、 複数のサービスネットワークをひとつの物理的ネットワーク内に仮想的に収容し、統合化することにより、ネットワークの構築、運用コストを低減する、新たなコンセプト「ネットワーク・コンソリデーション」を提案すると共に、これを実現する「ネットワーク・パーティション・ソリューション」を開発しました。
複数のサービスネットワークを統合し、ネットワークの構築・運用コストを低減する
「ネットワーク・コンソリデーション」を提案
~ネットワーク・パーティションにより実現~


2008年6月6日
アラクサラネットワークス株式会社


アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長 和田宏行 以下アラクサラ)は、 複数のサービスネットワークをひとつの物理的ネットワーク内に仮想的に収容し、統合化することにより、ネットワークの構築、運用コストを低減する、新たなコンセプト「ネットワーク・コンソリデーション」を提案すると共に、これを実現する「ネットワーク・パーティション・ソリューション」を開発しました。


自治体などが構築する地域情報ハイウエーなどの地域公共ネットワークや、大企業の社内ネットワークにおいては、対応するネットワークサービスの増加に伴って、サービス毎に複数の異なるネットワークを構築する例が多くなっています。これは、ネットワーク導入の時期による違いや、ネットワークに要求される性能、機能などの違い、あるいは複数のサービストラフィック間での相互影響の排除などの理由によるものです。しかしながら、このような複数のネットワークの構築・運用による、投資コストや回線コスト、運用コストなどの増加は無視できない問題となりつつあります。

本コンセプトを実現するために、アラクサラは新たに「ネットワーク・パーティション・ソリューション」を開発し、次の 2つの統合を同時に実現します。
水平統合
VRF機能(*1)により論理的に分割された複数のスイッチを、ひとつのスイッチ内に仮想的に収容することにより、従来物理的に分かれていた複数のネットワークを、ひとつの物理ネットワーク内に統合する
垂直統合
レイヤー3ネットワークとレイヤー2ネットワークを垂直に統合し、センターにレイヤー3装置を集約し、各オフィスや拠点などにはレイヤー2装置を分散配置する

ネットワーク・コンソリデーションにより、ネットワーク構築のための設備費用や設計費用および回線費用が大幅に低減できます。またネットワーク・パーティション・ソリューションは、従来から利用されているMPLS(*2)とBGP(*3)による論理分割技術と比較して、ネットワーク設計や運用管理が容易なために、ネットワーク設計費用と同時にネットワークの運用コストが大幅に低減できます。

ネットワーク・パーティション・ソリューションを構成する要素としては、以下のものがあります。
VRF, VLAN(*4)によるネットワーク論理分割技術
ひとつの装置に論理的に複数のサービスを統合しても安心な、装置内冗長化による高信頼化技術
統合される複数のサービスの間で、通信帯域の保証を行う帯域保証技術

アラクサラでは、これらの機能を、今年度下期に予定している製品の機能拡張により順次実装し、ネットワークパーティション・ソリューションを提供いたします。

なお、本コンセプトに関するセミナーを、6月11日から千葉県の幕張メッセで開催されるInterop2008のアラクサラブース(ホール2 ブース番号#2E32)において実施いたします。

*1: Virtual Routing and Forwarding
1台のルータの中に複数のルーティングテーブルを持たせることによって、仮想的に複数のルータとして動作させる機能。
*2: Multi-Protocol Label Switching
パケットなどに付加したラベルによって、パケットの転送される経路を制御する転送制御方式。IETFで標準化されている。
*3: Border Gateway Protocol
複数のIPネットワーク間で、それぞれのネットワーク内の経路情報を交換するためのプロトコル。ISP同士などの接続時に利用される。IETFで標準化されている。
*4: Virtual LAN
ひとつの物理的なLANを論理的に複数に分割して利用する方法。一般にレイヤー2のイーサネットパケットにタグを付加することで、パケットの属する論理的なLANを識別する。


アラクサラネットワークス株式会社について
アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。

会社名 アラクサラネットワークス株式会社
設立日 2004年10月1日
代表者 代表取締役社長 和田 宏行
資本金 55億円
所在地 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 新川崎三井ビル西棟
従業員数 約320名(2008年3月末現在)
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製品に関するお問い合わせ先
アラクサラネットワークス株式会社 営業本部
〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 新川崎三井ビル西棟
URL: (リンク »)

報道機関お問合わせ先
アラクサラネットワークス株式会社 広報担当【担当: 新井】
〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 新川崎三井ビル西棟
電話:044-549-1706(ダイヤルイン)
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