KDDIが開発した「ワンセグ・IP/RF変換技術*2」を用いて、IPネットワーク経由で送付したワンセグ放送ファイルを地上デジタル放送規格に準拠したワンセグ信号へ変換し、遠隔地である東京 秋葉原での同時提供を可能にします。同技術を用いて、京都 東映太秦映画村と東京 秋葉原を相互リンクし、『太秦戦国祭り』のイベント情報を受信する待受アプリと連動させることで、スポットワンセグサービスへのアクセシビリティを向上させ、同サービスのイベントツールとしての有用性を検証します。なお、イベント当日は、立命館大学映像学部と京都嵯峨芸術大学の学生による記録班がイベント会場の模様や、ステージ裏でのスペシャルインタビューなどを収録・編集し、その日の内にスポットワンセグサービスを行う予定です。
本実験の実施にあたり、京都での実験の企画・コーディネートをITコンソーシアム京都が、京都での技術サポートをKBS京都とFM京都が、システム全体の技術開発・運営をKCCSが、遠隔地におけるIP/RF変換技術の提供をKDDIがそれぞれ担当します。また、コンテンツ提供では株式会社つくばテレビに、実験イベント会場の提供では東映太秦映画村及びDearStage DEMPAビル店(株式会社モエ・ジャパン運営)*3にそれぞれご協力いただいております。
さらに、本実験に連動して、2008年10月12日(日)から10月19日(日)*4の間、「スポットワンセグ」・「続きリンク*5」という2つの技術を利用した、KCCS開発による、放送と通信を融合させた『ポットワン』サービスを通して、一般の方が参加可能なワンセグ対応携帯電話によるスポットワンセグサービスの視聴実験も行います。実験参加者は、私有のワンセグ対応携帯電話を使って、実験会場となる京都 東映太秦映画村、および、東京 秋葉原でしか見られない専用番組を視聴することができます*6。そして、専用番組視聴中に通信機能を使って「続きリンク」を登録しておけば、帰宅後にパソコンで続き映像やプレゼント応募などを楽しむことができます。
本実験は、KDDIの「ワンセグIP/RF変換技術」とKCCSのスポットワンセグ技術を連携させた初の実験であり、特定のエリアのみで視聴できるスポットワンセグコンテンツを、遠隔地でも展開する取り組みとしてご期待下さい。
*1 ごく限られたエリア(数m~数十m)で提供されるワンセグ放送のこと。
*2 ワンセグコンテンツをIPネットワーク経由で配信し、遠隔地において地上デジタル放送規
格に準拠したワンセグ信号へリアルタイムに変換する技術。
*3 DearStage DEMPAビル店(株式会社モエ・ジャパン運営)は、ライブ&バー形式になって
おり、入場料が必要となる場合がございます。
*4 実施期間は、開催前の2008年10月12日(日)~17日(金)と、
イベント当日の10月18日(土)・19日(日)を予定しています。
【詳細日程】
●東映太秦映画村●
10月12日(日)12:00~17:00、10月13日(月)~17日(金)9:00~17:00、
10月18日(土)9:00~21:00、10月19日(日)9:00~19:00
●DearStage DEMPAビル店●
10月12日(日)~17日(金) 17:00~23:00、10月18日(土)15:00~23:00、
10月19日(日)15:00~23:00
*5 外出先で視聴したスポットワンセグの続き映像を自宅などのパソコンで引き続き視聴
できるシステムのこと。京セラコミュニケーションシステム株式会社より特許出願中。
*6 実験にご参加いただくには、ワンセグ対応携帯電話からのモニター登録が必要となります。
モニター登録は次のサイトにて手続きいただきます。
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* 製品名及び会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。