次世代EDIシステム構築に当たっては、インターネット対応の通信プロトコルを完全にサポートしていることに加えて、移行時期のため従来型EDIも併用できることなどが重要です。
DALの「ACMSシリーズ」は、新旧通信プロトコルを完全にサポートし、あらゆる形態の企業間電子商取引を1つの環境でカバーできるなどの特長があり、流通BMSに対応する企業へのライセンス出荷実績も昨年度比16倍に増加するなど、各業界で高く評価をいただいています。
富士通は、幅広い業界にEDIシステムの納入実績があり、今後も次世代EDIの技術標準化動向などを的確に捉え、最適なソリューションを継続的、かつタイムリーに提供し続けるために、国産ソフトウェアベンダとして、EDIで10数年の経験と実績があるDALのEDIソリューションを採用しました(製品の概要については、 (リンク ») を参照ください)。
DALの「ACMSシリーズ」は、これまでに国内68社のビジネス・パートナーを経由して、企業間電子商取引向けシステム、企業内のアプリケーション連携システムなど、1,000社2,900サイトを越える企業のミッションクリティカルなシステムで稼働しています。
今後もDALは、「ACMSシリーズ」のパッケージ販売に加えて、販売戦略の一環としてOEM提供を積極的展開し、販路を拡大していく計画です。
なお、今回の富士通とのOEM契約では、3年後5億円の売上げを目標としています。
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◆従来型EDIについて
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1980年代初頭から利用されているファイル転送方式で行うバッチ処理型EDIで、回線は専用線や公衆回線、VANなどを利用し、JCA手順や全銀協手順などの通信方式でデータ交換します。従来型EDIは、受注者と発注者の双方に専用の情報システムの構築が必要で、主に大手企業を中心とした取引に利用されてきました。
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◆次世代EDIについて
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従来型EDIの問題点を踏まえて、標準化を図り、インターネットを活用する新しいEDIです。通信基盤としてインターネット、TCP/IP、通信プロトコルとしてグローバル標準のebXML MS、EDIINT AS2、RNIF、JX手順などが利用されます。また、業務レベルの標準にはコード(商品コードや企業コードなど)体系やメッセージフォーマット(XML)が業界毎に定められています。
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◆流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)
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経済産業省では、流通サプライチェーン全体の取り組みが消費者に対して全体最適な仕組みとなるよう、製(メーカー)・配(卸売)・販(小売)の流通三層間の情報連携をスムーズに行うための標準化事業を、平成15年度から実施しています。この事業の成果として19年4月に公開されたのが、インターネット対応の新たな流通EDI標準「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」です。この流通BMSは、消費財流通業界で唯一の標準となることを目標に策定している、メッセージ(電子取引文書)と通信プロトコル/セキュリティに関するEDI標準仕様です。 製・配・販のビジネスプロセスをシームレスに接続することによる業務効率化と付加価値の創造を目標としていますが、現在はその第一ステップとして、卸売(またはメーカー)~小売間の取引業務を対象に作成しています。適用範囲も、商材ではグロサリーから生鮮、アパレルなどへ、業界ではGMS・食品スーパーからドラッグストア、ホームセンター、百貨店などへ広がっています。
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◆株式会社データ・アプリケーション(DAL)について
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(リンク »)
DALは、1992年に最初のUNIX向け製品をリリースして以来、EDI(電子データ交換)を中心にデータ交換やシステム連携分野において信頼性の高いパッケージソフトウェアを自社開発して費用対効果の高いライセンス価格で提供する国産ソフトウェアベンダとしてリーダーシップを確立。2007年4月ジャスダックに上場しました(JASDAQ:3848)。 DALの「ACMS(Advanced Communication Management System)シリーズ」は、国内68社のビジネス・パートナーを経由して販売され、すでに1000社2900サイトを越える企業のミッションクリティカルなシステムで稼働しています。ACMSシリーズは、メインフレームからPCまで、プラットフォームに依存しないJavaベースで開発されており、基幹システムと連携したB2B環境を容易に構築可能な「ACMS B2B」、企業内外のアプリケーションを統合する「ACMS E2X」、Web-EDIにおけるブラウザ操作を自動化する「ACMS WebAgent」など、システム規模・接続ニーズに応じて充実した製品ラインアップを揃えています。
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